【2026年最新】9種類の農業保険・共済を徹底比較!農家が選ぶべき保険とは

農場で働く女性と暖かな日差し

「農業保険や共済の種類が多すぎてどれに入ればいいかわからない。全種類を一覧で比較したい」

農業保険・共済の全種類を把握して最適な組み合わせを選ぶことが農業経営リスク管理の基本だと実感しています。この記事はシリーズ20記事のまとめとして、全種類の比較・判断フローチャート・品目別の最適な組み合わせ・各記事へのリンク集を一本にまとめました。

この記事でわかること

農業保険・共済9種類の一発比較
– 収入保険 vs 農業共済:3分で判断できるフローチャート
– 栽培品目別・最適な保険の組み合わせ
– 就農年数別のステップアップ加入ロードマップ
– 掛金の実質負担まとめ

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この記事を書いた人
たち しょうえい

太智昭栄

Shoei Tachi

  • 農業経営者(2022年〜千葉県北東部でお米を生産)
  • 日商簿記2級・3級FP技能士取得
  • 全国の農家の役に立つ補助金・融資情報を発信
目次

【早見表】農業保険・共済9種類を一発比較(内容・掛金・補助率・加入要件)

保険・共済の種類補償対象青色申告国の補助収入保険との重複
収入保険農業収入全体の減少(価格低下・天災・傷病)必須積立の3/4補助
農作物共済水稲・麦の収量減少不要掛金約50%制限あり
果樹共済果実・樹体の損害不要掛金約50%制限あり
畑作物共済大豆等の収量減少不要掛金約50%制限あり
家畜共済家畜の死廃・疾病傷害不要一部補助重複可
施設共済ビニールハウス等の損害不要一部補助重複可
農機具共済農業機械の損傷・盗難不要一部補助重複可
農業者賠償責任保険第三者への損害賠償不要なし重複可
民間農業保険火災・傷害・PL等不要なし重複可
保険を選ぶときのワンポイント

– 収入保険は「農業収入全体」を守る唯一の制度
– 農作物・果樹・畑作物共済は収入保険との重複加入に制限あり
– 施設・農機具・家畜共済は収入保険と組み合わせて使える

収入保険 vs 農業共済:どちらを選ぶかの判断フローチャート

以下の質問に答えると、収入保険か農業共済かが判断できます。

Q1. 青色申告を1年以上行っていますか?
– いいえ → 農業共済(収入保険の加入資格なし)
– はい → Q2へ

Q2. 栽培品目は何ですか?
– 水稲・麦のみ → Q3へ
– 果樹のみ → Q4へ
– 野菜・花卉のみ → 収入保険(農作物共済の対象外)
– 複数品目の複合経営 → 収入保険(一本化で管理しやすい)

Q3. 水稲・麦農家:価格変動リスクが心配ですか?
– いいえ・掛金を安く抑えたい → 農作物共済
– はい → 収入保険(米価暴落もカバー)

Q4. 果樹農家:価格変動リスクが心配ですか?
– いいえ → 果樹共済(果実損害+樹体損害をカバー)
– はい → 収入保険(価格暴落もカバー)

栽培品目別・最適な保険の組み合わせ(水稲・野菜・果樹・施設・畜産)

水稲専作農家

保険・共済理由
農作物共済(基本)収量減少を掛金安く補償。一定規模以上は加入義務
農機具共済トラクター・コンバイン等の高額機械を保護
収入保険(将来検討)青色申告1年後・米価変動リスクが心配になったら

野菜・花卉農家

保険・共済理由
収入保険(必須)野菜は農作物共済の対象外。収入保険のみがセーフティネット
施設共済ビニールハウスがある場合(収入保険と重複加入可)
農業者賠償責任保険直売所経営がある場合

果樹農家

保険・共済理由
果樹共済(基本)果実損害+樹体損害をセットで加入
農機具共済農業機械の補償
収入保険(将来検討)価格変動リスクが心配になったら切り替えを検討

施設栽培農家(ビニールハウス)

保険・共済理由
施設共済(最優先)ハウス本体+施設内農作物をセット加入
収入保険農業収入全体のリスクを補完
農業者賠償責任保険直売所・農産加工がある場合

畜産農家

保険・共済理由
家畜共済(必須)死廃補償+疾病傷害補償の両方に加入
収入保険(将来検討)家畜共済と重複加入可。収入全体をカバーしたい場合

農業規模・就農年数別のステップアップ加入ロードマップ

就農1年目にやること(青色申告開始年)

– 青色申告の承認申請・記帳開始(収入保険加入の前提)
– 農業共済(施設共済・農機具共済等)に加入
– 農業者賠償責任保険に加入(直売所があれば)

就農2年目にやること(青色申告実績1年分)

– 収入保険の加入資格発生 → 加入するか農業共済を継続するか検討
– 農機具が増えた場合は農機具共済を見直し

就農3年目以降にやること

– 収入保険の基準収入(過去3年平均)が積み上がり、補填額が安定してくる
– 農業法人化を検討する場合は経営者向け生命保険・PL保険を追加
– 農業経営基盤強化準備金制度(節税)の活用を税理士に相談

掛金コストの実態と国の補助後の実質負担まとめ

農業保険・共済の掛金は農業所得の必要経費として全額控除できます。実際の費用負担は国の補助により大幅に軽減されます。

保険・共済の種類年間掛金の目安(総額)国の補助後の農業者負担
収入保険(農業収入500万円・保険方式のみ)約7〜12万円約5〜8万円
農作物共済(水稲1ha)約1.5〜2.5万円約7,500〜1.2万円
施設共済(ビニールハウス500坪)約3〜6万円約2〜4万円
農機具共済(トラクター50馬力)約5,000〜2万円約4,000〜1.5万円
農業者賠償責任保険約3,000〜1万円全額自己負担(国補助なし)

掛金は農業所得の必要経費として申告できるため、節税効果も含めた実質負担はさらに低くなります。
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それぞれの保険・共済制度の詳細はこちら

このシリーズでは農業保険・共済の各制度を個別に詳しく解説しています。

収入保険シリーズ
【2026年最新】収入保険とは?農業経営のリスクをカバーする仕組みを全解説
【2026年最新】農家が使える収入保険の加入方法を5ステップで解説
【2026年最新】農家向け収入保険の7つのデメリットと対策を徹底解説
【2026年最新】収入保険と農業共済の違いを徹底比較!どちらを選ぶべき?
【2026年最新】収入保険の掛金・保険料はいくら?計算方法と節約のコツ

農業共済シリーズ
【2026年最新】収入保険と農業共済の違いを徹底比較!どちらを選ぶべき?
【2026年最新】農業共済とは?6つの種類と補償内容を現役農家が解説
【2026年最新】農作物共済(水稲・麦)の仕組みと補償内容を全解説
【2026年最新】果樹共済の補償内容と5つの加入手順を現役農家が解説
【2026年最新】畑作物共済の補償内容と5つの加入手順を徹底解説
【2026年最新】家畜共済の補償内容と加入方法を農家が全解説
【2026年最新】ビニールハウスを守れる?施設共済の実例シミュレーション
【2026年最新】農機具共済の補償内容と2つの活用シミュレーションを解説

農業保険×確定申告・実務シリーズ
【2026年最新】農業者賠償責任保険とは?食中毒・農薬事故への備え方を解説
【2026年最新】農業保険の確定申告・経費計上の方法を徹底解説
【2026年最新】収入保険に加入するために必要な青色申告の始め方
【2026年最新】農業保険の掛金を節約する5つの方法と注意点
【2026年最新】農業保険(収入保険・農業共済)の申請手順を全解説

まとめ

農業保険・共済の選択は「青色申告の有無」「栽培品目」「農業規模」「リスクの優先順位」の4点で判断します。

最終チェックリスト:
– [ ] 青色申告を開始している → 収入保険の加入資格あり
– [ ] 野菜・花卉専作 → 収入保険が唯一のセーフティネット
– [ ] ビニールハウスがある → 施設共済に加入済みか
– [ ] 直売所・農産加工あり → 農業者賠償責任保険・PL保険は必須
– [ ] 農業機械を保有 → 農機具共済の加入を検討
– [ ] 掛金はすべて必要経費として申告できているか


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関連リンク・参考資料

⚠️ 注意事項: 本記事は令和8年度(2026年度)時点の制度内容をもとに作成していますが、制度の詳細は年度途中で変更される場合があります。最新情報は農林水産省または農業共済組合(NOSAI)の公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

農業|ライター|千葉県山武郡横芝光町でコシヒカリを始めとしたおいしいお米を生産|Word、ドキュメント、WordPressでの記事の執筆|日商簿記2級|FP3級|食品衛生責任者|英検2級

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