【2026年最新】農業保険(収入保険・農業共済)の申請手順を全解説

温かな昼下がりの園芸作業

「農業保険に加入したいけど手続きが複雑そう。具体的に何をどこで手続きすればいいのかを教えてほしい」

農家にとって、最初は「どこに連絡すればいいか」「何を準備すればいいか」がわからず戸惑いますよね。

農業歴4年のTACHIFARM代表として、収入保険・農業共済ともに申請手続きの流れを一度理解してしまえば、それほど難しくはないと感じています。最初は「どこに連絡すればいいか」「何を準備すればいいか」がわからず戸惑いました。

この記事では収入保険と農業共済(各種)の申請手順を、加入申請から被害時の補填申請まで全ステップを解説します。

この記事でわかること

– 収入保険の加入申請から保険期間開始までの手順
– 農業共済の加入申請の流れ
– 被害が発生した場合の補填・共済金申請の手順
– 申請に必要な書類と準備のポイント

この記事を書いた人
たち しょうえい

太智昭栄

Shoei Tachi

  • 農業経営者(2022年〜千葉県北東部でお米を生産)
  • 日商簿記2級・3級FP技能士取得
  • 全国の農家の役に立つ補助金・融資情報を発信
目次

収入保険の加入申請手順(5ステップ)

収入保険の申請には青色申告書が必要です。記帳はクラウド会計ソフトで始めておくのが正解。やよいの青色申告オンラインで今すぐ自動作成する(1年間無料)

収入保険への加入は農業共済組合(NOSAI)の窓口を通じて行います。以下の5つのステップで進めます。

ステップ1:NOSAI窓口への相談・問い合わせ

まず最寄りのNOSAI(農業共済組合)窓口に連絡し、収入保険の加入を検討している旨を伝えます。担当者から制度の説明・加入要件の確認・掛金の試算等を受けられます。

  • 相談方法: 電話・窓口での直接相談・オンライン相談(NOSAI によって異なる)
  • 相談時に準備するもの: 前年の青色申告決算書(または農業収入の概算)・耕作面積・栽培品目

ステップ2:加入要件の確認と書類の準備

収入保険の加入要件(青色申告の実施・農業者であること等)を確認し、申請に必要な書類を準備します。

必要書類内容
青色申告決算書(前年分)農業収入・経費を記載した申告書
農業者の確認書類農業経営の実態を示す書類
振込先口座情報共済金の受取口座
マイナンバーカード等本人確認書類

ステップ3:加入申請書の提出

NOSAI所定の加入申請書に必要事項を記入し、必要書類とともに提出します。

  • 申請の期限: 保険期間の開始前(通常10〜12月頃)
  • 補償レベルの選択: 積立方式併用タイプ(90%/90%)または保険方式補償充実タイプ(90%/80%)を選択
  • 積立方式の積立額の設定: 積立金額(0〜基準収入の5%の範囲)を設定

ステップ4:掛金の支払い

NOSAI から通知された掛金(保険料・積立金の農業者負担分)を支払います。

  • 支払方法: 口座振替・振込(NOSAI により異なる)
  • 支払時期: 保険期間開始前(通常12月〜翌1月頃)

ステップ5:保険期間の開始・加入証書の受領

掛金支払いが完了すると保険期間が開始します。NOSAIから加入証書(保険証書)が発行されますので、大切に保管してください。

農業共済の加入申請手順

農業共済(農作物・果樹・施設等)の加入申請も基本的にはNOSAIを通じて行います。

農業共済の加入申請の流れ

ステップ内容
1. NOSAIへの相談窓口または電話で加入したい共済の種類・内容を相談
2. 現地確認(必要な場合)NOSAI担当者が圃場・施設・家畜等を確認
3. 申請書の提出共済の種類ごとの申請書に記入して提出
4. 共済金額の設定作物・施設・家畜の評価額をもとに共済金額を設定
5. 掛金の支払い農業者負担分の掛金を支払い加入完了

農業共済は作物の作付け時期・施設の整備状況に合わせて申請時期が決まっています。水稲の農作物共済は田植え前の申請が必要なため、営農計画と合わせて早めに相談することが重要です。

被害が発生した場合の申請手順

被害が発生した際の申請は、速やかにNOSAIへ連絡することが最初のステップです。

収入保険の補填申請手順

収入保険の補填申請は、保険期間(1月〜12月)が終了した後に行います。

  1. 農業収入の確定(12月末): 年間の農業収入を帳簿・請求書等で集計する
  2. 収入報告書の提出(翌年1〜2月頃): NOSAIに農業収入の報告書(青色申告決算書等)を提出
  3. NOSAIによる審査: 基準収入との比較・補填額の計算
  4. 補填金の支払い: 補填条件を満たした場合、指定口座に振り込まれる

農業共済(農作物・果樹・施設等)の共済金申請手順

ステップ内容
1. 被害の報告被害発生後、速やかにNOSAIへ連絡(電話等)
2. 被害状況の記録写真・動画で被害状況を記録する(重要)
3. 現地調査の依頼NOSAI担当者による現地調査を依頼
4. 損害評価NOSAI担当者が損害を評価・共済金額を確定
5. 共済金の請求NOSAIに共済金請求書を提出
6. 共済金の支払い指定口座に共済金が振り込まれる

申請時の重要なポイント

  • 被害後すぐに連絡: 修復作業を始める前に必ずNOSAIへ連絡することが原則
  • 証拠写真の撮影: 被害状況を写真・動画で詳細に記録しておく
  • 書類の準備: 農業収入の帳簿・請求書・領収書等をまとめておく

まとめ

農業保険(収入保険・農業共済)の申請手順は、加入時も被害時もNOSAI窓口が窓口です。収入保険は年末の収入確定後に補填申請、農業共済は被害発生後すぐに連絡して損害評価を依頼するという流れが基本です。

日頃から正確な記帳と書類整理を習慣化しておくことで、申請がスムーズになります。

この記事のポイント

申請窓口: 収入保険・農業共済ともにNOSAI(農業共済組合)が窓口
収入保険の補填申請: 年間収入確定後(翌年1〜2月頃)に申請
農業共済の共済金申請: 被害発生後すぐにNOSAIへ連絡・写真記録が重要
日頃の準備: 正確な記帳と書類整理が申請のスムーズさを左右する

クラウド会計ソフトなら、掛金の経費計上や農業の収支管理を自動で行えます。弥生会計で今すぐ自動作成する(1年間無料)

関連リンク・参考資料

⚠️ 注意事項: 本記事は令和8年度(2026年度)時点の制度内容をもとに作成していますが、制度の詳細は年度途中で変更される場合があります。申請手続きの詳細は最寄りの農業共済組合(NOSAI)窓口でご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

農業|ライター|千葉県山武郡横芝光町でコシヒカリを始めとしたおいしいお米を生産|Word、ドキュメント、WordPressでの記事の執筆|日商簿記2級|FP3級|食品衛生責任者|英検2級

目次