「どちらも水拭きができるのに、なぜこんなにサイズが違うの?」。Roomba Plus 405 ComboとRoomba Miniを並べると、まずそこが気になると思います。
結論から書きます。この2台は、掃除機がけの性能とナビゲーションがほぼ同じです。 吸引力はどちらも最大70倍(Roomba 600シリーズ比)、マッピングはどちらもClearView LiDAR。違いは水拭きをどう処理するか、そしてその仕組みが本体と充電ステーションをどれだけ大きくしたか、この2点に集約されます。
モップの洗浄・乾燥・給水まで全部任せたいならPlus 405 Combo。使い捨てシートでサッと拭ければ十分で、置き場所を優先したいならMini。ここが分かれ道です。
この記事では、シートを1年でどれだけ使うのか、給水は何回必要かまで、公式の数値から数えています。
ルンバ Plus 405 ComboとMiniのスペック比較表【2026年8月14日時点】
モップの後始末まで任せるならPlus 405 Combo、置き場所と身軽さならMini
Roomba Plus 405 Combo(水拭き全自動) |
Roomba Mini(超小型・シート水拭き) |
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|---|---|---|
| 発売日 | 2025年4月18日 | 2026年2月27日(白・黒) 3月13日(桜・若葉) |
| 本体サイズ | 奥行35.7×幅35.1×高さ10.6cm | 奥行24.5×幅24.5×高さ9.2cm |
| 本体重量 | 約4.1kg | 約2kg |
| 吸引力(公称) | 最大70倍 ※600シリーズ比 | 最大70倍 ※600シリーズ比 |
| 水拭きの方式 | 回転式DualClean モップパッド | 使い捨て床拭きシート |
| モップ自動洗浄・乾燥 | 自動洗浄+送風乾燥 | ― |
| 自動給水 | あり | ― |
| 充電ステーション | 奥行45.0×幅31.5×高さ47.2cm 約6.3kg | 奥行17.8×幅21.2×高さ28.5cm 約2.03kg |
| 自動ゴミ収集 | 最大75日分 | 最大90日分 |
| マッピング | ClearView LiDAR | ClearView LiDAR |
| Dirt Detect | 非搭載 | 非搭載 |
| 充電時間 | 約4時間 | 約6時間 |
| 販売形態 | 発売時はオンライン限定 | 店頭・オンライン |
| 最新価格 | 楽天で価格をチェック | 楽天で価格をチェック |
※スペックは2026年8月14日時点の各社公表値です(一部は家電量販店の商品ページの記載)。価格は変動するため、最新価格は各リンク先でご確認ください。
先に7つの共通点|掃除機としての実力は、ほぼ同じです

比較記事では違いばかり強調されがちですが、この2台は共通点のほうが判断に効きます。
- 吸引力はどちらも最大70倍。しかも比較の基準がどちらもRoomba 600シリーズなので、同じ物差しの数字です
- マッピングはどちらもClearView LiDAR。カメラによる物体認識は両機種とも非搭載です
- Dirt Detectはどちらも非搭載。汚れを検知して往復する機能はありません
- Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応
- 部分清掃・進入禁止エリアの設定に対応
- 水拭きモードでカーペットを濡らさない仕組みを持つ(方式は異なります)
- 交換用紙パックは同じ型番4849916
つまり「Plus 405 Comboのほうが掃除機として上」ではありません。Miniは小型化しても掃除機の中身を落としていない、というのがこの2台の関係です。
そのうえで、判断すべきポイントに進みます。
違いは4つ。すべて「水拭きのやり方」から生まれています

違い1|洗って使い回すか、使ったら捨てるか
Plus 405 Comboは、回転する2枚のDualCleanモップパッドで拭きます。掃除が終わるとAutoWash充電ステーションがパッドを自動で洗浄し、送風で乾燥させます。取扱説明書には「180時間ごとに洗浄」という記載もあり、清掃中だけでなく一定時間ごとのケアも自動です。
Miniは、パッドプレートに使い捨ての床拭きシートを装着します。掃除が終わったらシートを外して捨てるだけ。汚れた水も、乾かす場所も必要ありません。
「洗う手間をなくす」のが405、「洗うという工程自体をなくす」のがMini。同じ水拭きでも、解決の仕方が正反対です。
違い2|給水という作業があるか、ないか
405は、ステーションのタンクから本体へ自動で給水します。ただしタンクへの水の補充は人がやります。公式は「4週間の水拭き掃除とモップパッド洗浄」と案内しており、この4週間は週1回の拭き掃除を基準にした値です。週2回拭くなら、補充の間隔はおよそ半分になります。
Miniには給水も排水もありません。シートに含まれる水分で拭くため、水を運ぶ作業がそもそも発生しません。
違い3|充電ステーションの占有面積が約3.8倍
水拭きの後始末を機械にやらせると、その分だけ設備が大きくなります。
405のAutoWash充電ステーションは奥行45.0×幅31.5cm、床の占有面積はおよそ1,418平方センチメートル。高さ47.2cm、重量約6.3kgです。
MiniのAutoEmpty充電ステーションは奥行17.8×幅21.2cm、占有面積はおよそ377平方センチメートル。高さ28.5cm、重量約2.03kgです。
面積で約3.8倍、高さで約19cm、重さで約3倍の差。405は「家具を1つ増やす」感覚に近く、Miniは「小さなゴミ箱を置く」感覚に近い、と考えると実感が湧きます。
違い4|本体の高さ1.4cmが、掃除できる場所を変えます
本体の高さは405が10.6cm、Miniが9.2cm。差は1.4cmです。
この1.4cmで結果が変わるのは、ベッド下や脚の低いソファ、テレビ台の下です。設置面積で見ても、405は約1,253平方センチメートル、Miniは約600平方センチメートル。Miniは半分以下の面積で動くため、家具のあいだのすき間にも入り込めます。
重量も約4.1kgと約2kg。Miniは片手で持ち上げて別の部屋に運べます。
1年間の手間を、回数で比べてみます
スペック表からは見えない部分です。週1回の水拭きを1年続けたと仮定して、公式の数値から回数を出しました。
| 作業 | Plus 405 Combo | Mini |
|---|---|---|
| モップの洗浄 | 0回(ステーションが自動) | 0回(シートを捨てるだけ) |
| シートの装着・廃棄 | ― | 約52回(週1回×52週) |
| ステーションへの給水 | 年13回程度(4週間ごとの目安) | 0回 |
| フィルター交換 | 年2〜4回(3〜6か月ごと) | 年2〜4回(3〜6か月ごと) |
| メインブラシ交換 | 年1〜2回(6〜12か月ごと) | 年1〜2回(6〜12か月ごと) |
| エッジブラシ交換 | 年2〜4回(3〜6か月ごと) | 年2〜4回(3〜6か月ごと) |
| 紙パック交換 | 満杯の通知が来たら(収集の目安は最大75日分) | 満杯の通知が来たら(収集の目安は最大90日分) |
見えてくるのは、手を動かす総回数はMiniのほうが多いという事実です。シートの装着と廃棄が年52回ありますから、405の給水年13回と比べれば約4倍。
また、Miniに同梱される床拭きシートは30枚。週1回の水拭きなら、約7か月分が最初から付いてくる計算です。1枚あたりの対応畳数についてはメーカー公表値を確認できませんでしたが、公式は市販の床拭きシートも使用できると明記しています。
毎回シートを貼るのが面倒に感じそうなら、その感覚は正しい判断材料です。逆に「洗うより貼るほうが気楽」と感じるなら、Miniの方式は合っています。
【ここだけで解決】あなたは、どちらを選ぶか

Plus 405 Comboを選ぶといい人
- フローリングが広く、床のベタつきを定期的に落としたい家
- 小さなお子さんがいて、食べこぼしの拭き取りが毎日発生する家
- モップを手で洗うのが嫌で、水拭きを諦めていた人
- 壁際に幅31.5cm・奥行45cmのスペースを確保できる間取り
- 掃除機がけと拭き掃除を、1台の稼働にまとめたい人
拭いたあとの後始末が完全になくなるのは、AutoWash充電ステーションを持つ405だけの体験です。置き場所さえ用意できれば、水拭きは「やる・やらない」を考えなくていい作業に変わります。
Miniを選ぶといい人
- ワンルームや1LDKで、そもそも大きな設備を置けない家
- ベッド下やソファ下のホコリを何とかしたい人
- 水拭きは週1回程度で、汚れた水の処理をしたくない人
- 掃除機を出すのが面倒で、日常の掃除の頻度を上げたい人
- 本体を持ち上げて別の部屋に運びたい人
高さ9.2cm・約2kgという身軽さと、汚れた水を一切扱わない設計。狭い部屋の掃除を無理なく続けたいなら、Miniのほうが生活に馴染みます。
いま買わないほうがいい人
- 床が畳や無垢材中心の家。水拭きが向かない床材では、この2台の差そのものが意味を持ちません
- いま使っているロボット掃除機に不満がない人。405は2025年4月発売ですが、2026年8月14日時点でもアイロボット公式の製品ラインナップページに掲載されています。上位には2026年5月発売のPlus 515 Comboがあります
- カーペットが家の大半を占める家。どちらも水拭き時はカーペットを避ける、または持ち上げる設計です
- 床のコードやおもちゃを片付ける習慣がない家。どちらもカメラによる物体認識は非搭載で、コード類の巻き込みは避けにくい構成です
4つ目は特に重要です。物体認識を重視するなら、この2台ではなくカメラを搭載した上位モデルを検討したほうが、結果的に満足度は高くなります。
買う前に確認したい3つのこと
確認1|家具の下の高さを実測する
405は10.6cm、Miniは9.2cm。掃除させたい家具の脚の高さを測り、1cm以上の余裕があるか確かめてください。カタログの数値ぎりぎりだと、途中で止まって手で救出することになります。
確認2|ステーションの置き場所と電源
405のAutoWashは奥行45cm・高さ47.2cm・約6.3kg。壁際に置くなら、背面に電源コードの逃げも必要です。MiniのAutoEmptyは奥行17.8cm・幅21.2cmと小型です。それでも床の占有面積は約377平方センチメートルあります。
確認3|保証の条件
メーカー保証は1年です。公式オンラインストアで購入すると延長保証1年が付き、計2年になります。認定販売店またはアイロボット公式ストア以外で購入した製品は、保証書があっても対象外になります。この旨は公式に明記されています。
よくある3つの質問
まとめ|掃除機としては互角、分かれるのは水拭きと大きさ

- 吸引力(最大70倍)とナビゲーション(ClearView LiDAR)は両機種とも同等
- 405はモップの洗浄・乾燥・給水まで自動、Miniは使い捨てシートで毎回廃棄
- ステーションの床占有面積は405が約3.8倍
- 本体の高さは405が10.6cm、Miniが9.2cm
- 週1回の水拭きなら、Miniはシート年52枚、405は給水年13回程度
- 紙パックは同じ型番4849916
モップを洗う生活には戻りたくない。そう感じているなら、後始末をまるごと引き受けてくれるPlus 405 Comboが答えです。
置き場所に余裕がなく、家具の下まで掃除したい。その条件なら、高さ9.2cmのMiniのほうが日々の暮らしに収まります。
参照した公式ページ
- Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション|アイロボット公式オンラインストア https://store.irobot-jp.com/item/G185060.html
- Roomba Mini 掃除機&床拭きロボット + AutoEmpty 充電ステーション|アイロボット公式オンラインストア https://store.irobot-jp.com/item/F155460.html
- アイロボットジャパン プレスリリース(2025年4月16日)https://www.irobot-jp.com/press/pdf/20250416_3.pdf
- アイロボットジャパン プレスリリース(2026年2月19日)https://www.irobot-jp.com/press/pdf/20260219.pdf
- 取扱説明書(Roomba Plus 400シリーズ)https://prod-help-content.care.irobotapi.com/files/2025/OGs/NewSeries/Plus400/OG400SeriesPLUSCombowAWAPACJAjaJP.pdf
- 取扱説明書(Roomba Mini/Mini Slim)https://prod-help-content.care.irobotapi.com/files/2026/OwnersGuides/Mini/OGRoombaMinijaJP.pdf
※上記の公式情報は、いずれも2026年8月14日に内容を確認しました。




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