「掃除機がけの性能を取るか、水拭きまで任せるか」。ルンバ Max 705 VacとPlus 405 Comboで迷っている方の多くは、ここで止まっているのではないでしょうか。
先に結論をお伝えします。この2台は同じ2025年4月18日に発売された、役割の違うルンバです。Max 705 Vacは掃除機がけだけを極めた設計で、置き場所も手入れも身軽。Plus 405 Comboは水拭きの後始末まで充電ステーションが引き受けます。そのかわり、設置スペースと給水の手間が必要です。
カーペットやラグが多く、床のホコリと毛が悩みならMax 705 Vac。フローリング中心で、床のベタつきまで自動で拭いてほしいならPlus 405 Combo、というのが基本の分かれ道です。
ただし、両者の差は「水拭きの有無」だけではありません。この記事では公式サイトの仕様表と取扱説明書まで確認しました。設置スペースの実寸、消耗品の型番、そして1年間に何回手を動かすことになるかまで並べています。カタログを5分見て分かる話では終わらせません。
ルンバ Max 705 VacとPlus 405 Comboのスペック比較表【2026年8月14日時点】
まず全体像です。数値はすべてアイロボット公式オンラインストアの製品仕様欄から引用しています。
掃除機がけの徹底度を取るならMax 705 Vac、水拭きの後始末まで任せるならPlus 405 Combo
Roomba Max 705 Vac(掃除機がけ特化) |
Roomba Plus 405 Combo(水拭き全自動) |
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|---|---|---|
| 品番 | W155060 | G185060 |
| 発売日 | 2025年4月18日 | 2025年4月18日 |
| 水拭き | 非搭載 | DualClean モップパッド(回転式) |
| 吸引力(公称) | 最大180倍 ※600シリーズ比 (フル充電でスポット清掃時) | 最大70倍 ※600シリーズ比 |
| メインブラシ | ゴム製デュアルアクション2本 | ゴム製シングルアクション1本 |
| 本体サイズ | 奥行35.5×幅35.0×高さ10.4cm | 奥行35.7×幅35.1×高さ10.6cm |
| 充電ステーション | 奥行17.1×幅21.3×高さ28.1cm 約1.6kg | 奥行45.0×幅31.5×高さ47.2cm 約6.3kg |
| 自動ゴミ収集 | 最大75日分 | 最大75日分 |
| モップ自動洗浄・乾燥 | ― | 自動洗浄+送風乾燥 |
| Dirt Detect | 搭載 | 非搭載 |
| 物体認識 | PrecisionVision AI(カメラあり) | ClearView LiDAR |
| フィルター交換の目安 | 2か月ごと | 3〜6か月ごと |
| 充電時間 | 約4時間 | 約4時間 |
| 最新価格 | 楽天で価格をチェック | 楽天で価格をチェック |
※スペックは2026年8月14日時点の各社公表値です(一部は家電量販店の商品ページの記載)。価格は変動するため、最新価格は各リンク先でご確認ください。
Max 705 VacとPlus 405 Comboを分ける6つのポイント

ここからは、上の表のうち「暮らしに効いてくる差」だけを6つに絞って読み解きます。
ポイント1:水拭きの有無。405は後始末まで機械がやります
最大の違いは水拭きです。Max 705 Vacは掃除機がけ専用で、モップパッドの設定自体がありません。
対するPlus 405 Comboは、回転する2枚のDualCleanモップパッドで拭き掃除をします。注目したいのは拭くことではなく、そのあとです。AutoWash充電ステーションが、モップパッドの洗浄と送風乾燥を自動で行います。本体タンクへの給水や、ステーション内部のセルフクリーニングも自動です。
水拭きロボットを敬遠する理由の多くは「汚れたモップを毎回洗うのが面倒」でしょう。405はその工程を機械側に寄せた設計です。
ポイント2:吸引力の「180倍」と「70倍」は、比較の基準がどちらも600シリーズです
ルンバの吸引力表記は、比較対象がモデルごとに違うため直接比べられないことがほとんどです。この2台はどちらもRoomba 600シリーズとの比較(2025年2月時点)と明記されています。ただし、公式の脚注をよく読むと差があります。Max 705 Vacは「フル充電でスポット清掃時」という測定条件が付いていますが、Plus 405 Comboの脚注にこの条件はありません。完全に同じ条件で測った数字ではない点は、押さえておいてください。
そのうえで、Max 705 Vacはゴム製のデュアルアクションブラシを2本備えます。405は1本です。ブラシが2本あると床面をかき出す面積が増えるため、カーペットの奥に入り込んだ砂やペットの毛には有利に働きます。
ただし、フローリング中心の家で「毎日の軽いホコリを取る」用途なら、70倍でも力不足になる場面は多くありません。数字の差がそのまま満足度の差になるとは限らない、という点は押さえておいてください。
ポイント3:充電ステーションの設置面積が約3.9倍違います
ここは見落とされやすいのに、買ってから一番効いてくる差です。
Max 705 VacのAutoEmpty充電ステーションは奥行17.1×幅21.3cm。床の占有面積はおよそ364平方センチメートル、高さは28.1cm、重さは約1.6kgです。A4用紙より小さい面積で、片手で持ち上げられます。
Plus 405 ComboのAutoWash充電ステーションは奥行45.0×幅31.5cm。占有面積はおよそ1,418平方センチメートルで、705 Vacの約3.9倍。高さは47.2cm、重さは約6.3kgです。腰高の家具に近いボリュームで、一度置いたら気軽には動かせません。
ポイント4:床にモノが出がちな家ではカメラの有無が効きます
Max 705 VacはClearView Pro LiDARを搭載します。さらにPrecisionVision AIテクノロジー(LiDAR+カメラ+LEDライト)も備えます。公式が回避対象に挙げるのは、コードやケーブル、靴、犬または猫の固形の糞です。
Plus 405 ComboはClearView LiDARのみで、カメラによる物体認識は仕様表に記載がありません。
なお公式は、毛玉・吐しゃ物・液体は回避の対象外だと明記しています。また、マッピング走行中は回避機能が働かないため、最初の一周だけは床を片付けてから走らせる必要があります。「カメラがあれば何でも避けてくれる」ではない点は、期待値の調整として知っておいてください。
ポイント5:汚れを見つけて往復するDirt Detectは705 Vacだけ
Dirt Detectは、前方の汚れを検知して走行回数を自動で増やす機能です。公式仕様表では、Max 705 Vacは「◯」、Plus 405 Comboは「―」と表記されています。
食卓の下やキッチンの足元など、特定の場所だけ汚れやすい家では、この往復が効きます。逆に、家全体をまんべんなく走ってくれれば十分という家なら、決め手にはなりにくい機能です。
ポイント6:Plus 405 Comboには「給水」という作業が増えます
水拭きを自動化するということは、水を用意する作業が発生するということでもあります。
公式はAutoWash充電ステーションについて「4週間の水拭き掃除とモップパッド洗浄」と案内しています。この4週間は週に1回の拭き掃除を基準にした値です。週2回拭けば、給水の間隔はその分短くなります。
Max 705 Vacには給水も排水もありません。手を動かすのは紙パックの交換だけです。
1年間のお手入れ回数を数えると、上下関係が逆転します
ここがこの記事でいちばんお伝えしたい部分です。公式の取扱説明書には、部品ごとの交換時期の目安が載っています。並べてみると、意外な事実が見えてきます。
| 部品 | Max 705 Vac | Plus 405 Combo |
|---|---|---|
| フィルター | 2か月ごと | 3〜6か月ごと |
| メインブラシ | 6〜12か月ごと | 6〜12か月ごと |
| エッジクリーニングブラシ | 3〜6か月ごと | 3〜6か月ごと |
| モップパッド | 該当なし | 公式に交換周期の記載なし(180時間ごとに自動洗浄) |
| 紙パック | 満杯の通知が来たら交換 | 満杯の通知が来たら交換 |
フィルターの交換周期が、705 Vacだけ2か月ごとです。 単純に年換算すると、705 Vacは年6回、405は年2〜4回。上位モデルであるMax 705 Vacのほうが、フィルター交換の回数は多くなります。
吸引力が高いぶんフィルターに負荷がかかると考えれば筋は通りますが、「上位機だから手間が少ない」とは限らないわけです。
一方で、405には給水とモップまわりの管理が加わります。フィルター交換の回数だけを見れば405が有利、日々の作業の種類で見れば705 Vacが身軽、という整理になります。
消耗品の型番を並べると、部品の使い回しが見えてきます
買い替えを見据えるなら、消耗品の互換性も確認しておく価値があります。公式オンラインストアに掲載されている型番を並べました。
| 部品 | Max 705 Vac | Plus 405 Combo | 共通か |
|---|---|---|---|
| フィルター | 4849904 | 4849900 | 別型番 |
| メインブラシ | 4849905(デュアルアクション) | 4849902(シングルアクション) | 別型番 |
| エッジクリーニングブラシ | 4837322 | 4837322 | 共通 |
| 交換用紙パック | 4849916 | 4849916 | 共通 |
| リチウムイオンバッテリー | 4850897 | 4850897 | 共通 |
| 交換パーツキット | 4849964 | 4849962 | 別型番 |
紙パック・エッジクリーニングブラシ・バッテリーは同じ型番です。将来もう1台増やす場合や、家族で別の機種を使う場合でも、この3点はまとめ買いできます。
逆にフィルターとメインブラシは別型番なので、買い置きを共用することはできません。ストックを作るときは型番を確認してから注文してください。
この2台に共通しているところ

違いばかり見ていると判断を誤るので、同じ部分も確認しておきます。
- 自動ゴミ収集はどちらも最大75日分。ゴミ捨ての頻度は同じ考え方で運用できます(すべての家庭環境で期間を保証するものではありません)
- 充電時間はどちらも約4時間
- Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応
- 部分清掃・進入禁止エリアの設定に対応
- Alexa、Siri、Googleアシスタントに対応した機器と連携可能
- 初回セットアップにはRoomba HomeアプリとWi-Fi接続が必要
つまり「アプリでできること」や「ゴミ捨ての楽さ」は、どちらを選んでも大きくは変わりません。判断すべきは水拭きと設置スペース、そしてお手入れの種類です。
どちらを選ぶか|タイプ別の判断

Max 705 Vacが向いている家
- カーペットやラグの面積が広い家
- 犬や猫がいて、抜け毛が床に溜まりやすい家
- 充電ステーションの置き場所を確保しづらい間取り
- 床にコードやおもちゃが出がちで、巻き込み事故を避けたい家
- 水拭きは自分でやる、またはフローリングが少ないので必要ない家
掃除機がけの性能と、置き場所の自由度。この2つを優先するならMax 705 Vacが噛み合います。設置に必要なのはA4用紙より小さい面積です。
Plus 405 Comboが向いている家
- フローリングが中心で、床のベタつきが気になる家
- 小さなお子さんがいて、食べこぼしの拭き取りが日課になっている家
- モップを手で洗うのが嫌で水拭きを諦めていた人
- リビングや洗面所の壁際にステーションを置くスペースがある家
- 掃除機がけと拭き掃除を1台にまとめたい人
拭いたあとのモップの始末から解放されたいなら、AutoWash充電ステーション付きの405が答えになります。置き場所の確保さえできれば、水拭きは「やる・やらない」を考えなくてよい作業に変わります。
この2台を選ばなくていい人
- 今使っているロボット掃除機に大きな不満がない人。Max 705 Vacは2025年4月発売で、2026年8月14日時点ではアイロボット公式の製品ラインナップページに掲載がなく、後継にあたるMax 715 Vac(99,800円・税込)とMax 775 Combo(199,800円・税込)が発売されています。なおPlus 405 Comboは同時点でもラインナップページに掲載されています
- 住まいの床がほぼ畳や無垢材で、水拭きも強い吸引も向かない家
- ワンルームなど、掃除面積が小さくコンパクトなモデルで足りる家
- 充電ステーションを置く場所が本当にない家。405のAutoWashは高さ47.2cm・約6.3kgあります
- 本体の高さ10.4〜10.6cmが、掃除してほしい家具の下に入らない家
買わない判断も立派な選択です。特に4つ目と5つ目は、買ってから気づいても取り返しがつきません。
購入前に確認しておきたい4つのこと
- 家具の下の高さを実測する。 本体の高さは705 Vacが10.4cm、405が10.6cm。ソファやベッドの下を掃除させたいなら、脚の高さを測ってから決めてください
- ステーションの置き場所と電源を確保する。 AutoWashは奥行45cm。背面に電源コードの逃げも必要です
- 保証の条件を確認する。 メーカー保証は1年ですが、公式オンラインストアで購入すると延長保証1年が付き計2年になります。認定販売店以外で購入した転売品は保証対象外になる旨が公式に明記されています
- Wi-Fi環境を確認する。 どちらも初回設定にRoomba HomeアプリとWi-Fi接続が必要です
Max 705 VacとPlus 405 Comboのよくある4つの質問
まとめ|同じ日に出た2台は、そもそも狙いが違います

Roomba Max 705 VacとPlus 405 Comboは、どちらも2025年4月18日発売。上位・下位の関係ではなく、役割の違う2台です。
- 掃除機がけの徹底度と、置き場所の身軽さを取るならMax 705 Vac
- 水拭きの後始末まで機械に任せたいならPlus 405 Combo
- 吸引力の180倍と70倍は、どちらも600シリーズ比。ただし705 Vac側にだけ「フル充電でスポット清掃時」の条件が付く
- ステーションの設置面積は405が約3.9倍
- フィルター交換は705 Vacが2か月ごと、405は3〜6か月ごと
- 紙パック・エッジブラシ・バッテリーは同じ型番で使い回せる
床のホコリと毛を徹底的に取りたい、そして置き場所に余裕がない。その2つが当てはまるなら、Max 705 Vacで悩む理由はほとんどありません。
拭き掃除をやめたい、でもモップを洗う生活には戻りたくない。そう感じているなら、AutoWash充電ステーション付きのPlus 405 Comboが手間を引き受けてくれます。
参考にした公式情報
- Roomba Max 705 Vac ロボット + AutoEmpty 充電ステーション|アイロボット公式オンラインストア https://store.irobot-jp.com/item/W155060.html
- Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション|アイロボット公式オンラインストア https://store.irobot-jp.com/item/G185060.html
- アイロボットジャパン プレスリリース(2025年4月16日)https://www.irobot-jp.com/press/pdf/20250416_4.pdf
- アイロボットジャパン プレスリリース(2025年4月16日)https://www.irobot-jp.com/press/pdf/20250416_3.pdf
- 取扱説明書(Roomba Max 705 Vac)https://prod-help-content.care.irobotapi.com/files/2025/OGs/705MAXVacAutoEmptyOGJP.pdf
- 取扱説明書(Roomba Plus 400シリーズ)https://prod-help-content.care.irobotapi.com/files/2025/OGs/NewSeries/Plus400/OG400SeriesPLUSCombowAWAPACJAjaJP.pdf




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