【自動車保険料の勘定科目】農家の経費計上と家事按分をやさしく解説

パソコンと電卓を使いながら会計業務をする20代女性農家

「自動車保険料って、勘定科目は何で入力すればいいの?」と手が止まっていませんか。

shoei

経理を自分でやる農家にとって、地味に迷うポイントですよね。

確定申告や決算で悩まないよう、この記事ではTACHIFARM代表で農業歴4年の私が、自動車保険料の経理処理を解説します。

📌この記事でわかること
  • 任意保険・自賠責の勘定科目
  • 自家用兼用の車の家事按分と仕訳例
  • 車検代の正しい分け方
この記事を書いた人
たち しょうえい

太智昭栄

Shoei Tachi

  • 農業経営者(2022年〜千葉県東部でお米を生産)
  • 日商簿記2級・3級FP技能士取得
  • 全国の農家の役に立つ補助金・融資情報を発信

目次

自動車保険料の勘定科目は「損害保険料」が基本

任意保険も自賠責も「損害保険料」でOK

事業で使う車の保険料は、任意保険・自賠責とも「損害保険料」で処理するのが一般的です。

なお「車両費」で処理しても問題ありません。ただし、一度決めた科目は毎年変えずに使い続けるのがルールです

保険の種類勘定科目処理のポイント
自賠責保険損害保険料(車両費も可)複数年分でも支払時に全額経費にできる
任意保険(1年契約)損害保険料(車両費も可)支払時に経費計上
任意保険(複数年契約)長期前払費用→損害保険料年度ごとに期間按分して計上

自賠責は複数年分でも支払時に全額経費にできる

自賠責は車検時に2〜3年分をまとめて払いますが、強制加入の保険であるため、実務上は支払時に全額経費として処理することが認められています。

一方、任意保険の複数年契約は「長期前払費用」で資産計上し、年度ごとに按分します。

自家用兼用の車は「家事按分」が必要

事業で使う割合だけを経費にする

農作業にも買い物にも使う車は、事業で使う割合だけを経費にします。

按分の基準には、走行距離や使用日数など、説明できる根拠を使いましょう。

仕訳例|年24,000円・事業割合70%の場合

借方金額貸方金額
損害保険料16,800円現金(または普通預金)24,000円
事業主貸7,200円

事業分70%(16,800円)だけが経費になり、残りは事業主貸で処理します。

shoei

按分割合の決め方は、車関係の経費(ガソリン代・車検代)と共通です。一度決めれば全部に使い回せます。

🔗 軽トラの経費按分のやり方はこちら

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車検代は「3つに分ける」のが正解

車検の請求書は中身ごとに科目が違う

車検のとき、請求書をまるごと1つの科目にしていませんか。

実は、車検代は中身ごとに勘定科目が異なります。主な内訳は次の3つです(業者に支払う車検代行手数料がある場合は「支払手数料」または「車両費」で処理します)。

車検代の中身勘定科目
自賠責保険料損害保険料
自動車重量税・印紙代租税公課
点検・整備費用車両費(修繕費)
shoei

請求書を3つに分けて入力する。これだけで帳簿の正確さが一段上がります。

法人の場合は全額損金にできる

法人名義の車は按分不要

法人名義の車の保険料は、原則として全額を損金(経費)にできます。また、役員の私用が多い場合は税務上の論点になるため、使用実態は整理しておきましょう。

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そもそもの保険料を下げたい方は、一括見積もりの記事もどうぞ。

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まとめ|科目は統一、按分は根拠を持って

🌾 この記事のまとめ
・自動車保険料は「損害保険料」で処理(車両費でも可、毎年統一)
・自賠責は複数年分でも支払時に全額経費にできる
・自家用兼用は走行距離などの根拠で家事按分する
・車検代は損害保険料・租税公課・車両費の3つに分ける

税務の取り扱いに迷ったら、税務署や税理士に確認すると安心です。

shoei

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この記事を書いた人

農業|ライター|千葉県山武郡横芝光町でコシヒカリを始めとしたおいしいお米を生産|Word、ドキュメント、WordPressでの記事の執筆|日商簿記2級|FP3級|食品衛生責任者|英検2級

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