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「車両保険は付けておいたほうが安心」——そう思って、なんとなく払い続けていませんか。
shoei農業経営者の立場から話すと車両保険は不要です。車両保険は間違いなく贅沢品だからです。
この記事ではTACHIFARM代表で農業歴4年の私が、車両保険を外してよい理由を経営者の視点で解説します。
- 保険の本来の役割は「家計の破綻」に備えること
- 車両保険の有無で家計は破綻しない理由
- 経営者として「浪費」と「経費」を分ける考え方


太智昭栄
Shoei Tachi
- 農業経営者(2022年〜千葉県東部でお米を生産)
- 日商簿記2級・3級FP技能士取得
- 全国の農家の役に立つ補助金・融資情報を発信
🔗 【軽トラの任意保険】保険料の相場と安くする5つの方法を現役農家が解説
車両保険は保険ではなく「贅沢品」


保険は「家計の破綻」に備えるもの
保険の本来の役割は、貯金ではとても払えない損失——家計が破綻するレベルの損失に備えることです。
対人・対物賠償がまさにこれです。賠償額は数千万円〜億単位になり得るため、ここは無制限で必須です。
車両保険の有無で家計は破綻しない
一方、車両保険で受け取れる金額は、契約時に車の市場販売価格相当額(いわゆる時価)をもとに設定した保険金額が上限。損失は最悪でも「車の時価まで」です。



できる限り収益につながるものに経費を使いたいなら、車両保険はつけないことをおすすめします。
車の傷や見た目は「保険」ではなく「貯金」で備える


見た目を良くしたいのは贅沢・浪費
擦り傷や凹みを直しても、車が「走る・運ぶ」という機能は何も変わりません。見た目を良くしたいというのは、贅沢・浪費の一種です。
浪費を否定はしません。ただ、浪費のためのお金は保険料として垂れ流すのではなく、貯金で備えるのが筋です。
| お金の使い道 | 分類 | 備え方 |
| 対人・対物賠償 | 家計破綻リスク | 保険(無制限)で備える |
| 作業に支障が出る故障の修理 | 経費 | 貯金から支出する |
| 見た目を直す板金塗装 | 浪費(贅沢) | やらない/どうしてもなら貯金の範囲で |
| 車両保険の保険料 | 贅沢品 | 外して貯金で対応する |
保険料を貯金に回せば「自由なお金」になる
保険料は事故がなければ戻りませんが、貯金なら丸ごと手元に残ります。年数万円の車両保険料を10年貯めれば数十万円——軽トラの買い替え資金になります。



貯金なら修理・買い替え・設備投資と使い道も自由です。「保険料で払い続けるか、貯金で持つか」なら、答えは明白です。
経営者は「浪費」と「経費」を分ける
農業経営では、作業に支障が出る故障の修理は必要経費です。一方、見た目を良くするための板金塗装は経費ではなく浪費。この線引きが曖昧だと、経営判断もぶれます。
見た目への支出は投資収益率(ROI)で見ても割に合いません。軽トラをきれいにしても収量も単価も上がらない——同じお金なら機械・設備や販路づくりに回すべきです。
「それでも不安」な人が知っておくべきこと
エコノミー型で残す手もあるが、本質は変わらない
どうしても外すのが不安なら、補償を絞った「エコノミー型」で保険料を下げる方法はあります。
ただし本質は変わりません。車両保険で備えられる損失は「車の時価まで」である以上、貯金が十分なら保険で持つ理由はないからです。
| 損失の例 | 最大でいくら? | 備え方 |
| 見た目の傷・凹み | 数万円程度 | 直さない/貯金 |
| 大きな修理・全損 | 車の時価まで | 貯金 |
| 盗難・台風などの災害 | 車の時価まで | 貯金 |
| 対人・対物賠償 | 数千万〜億単位 | 保険(無制限) |
※補償範囲・名称は保険会社により異なります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
唯一の例外は「貯金がない期間」だけ
貯金が少なく、ローン返済中で車を失うと営農も生活も回らない——そんな時期だけは、車両保険が「破綻への備え」として機能します。



その場合も、貯金が貯まったら外すのが前提です。ゴールはあくまで「貯金で備えられる経営」をつくることです。
| 💡 小さな傷で保険を使うと等級が下がり、翌年以降の保険料が上がります。「小傷は自費が結局お得」——つまり、車両保険の出番はもともと少ないのです。 |
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車両保険を外して浮く金額は、車や条件によってまったく違います。まずは「あり・なし」両方の見積もりを取り、毎年いくら”贅沢品”に払っていたのかを数字で確認しましょう。
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浮いた分は、そのまま貯金へ回せば備えになります。
まとめ|車両保険を外して、貯金で備える
| 🌾 この記事のまとめ ・保険は「家計の破綻」に備えるもの。車両保険の損失上限は車の時価まで ・車両保険の有無で家計は破綻しない=車両保険は贅沢品 ・見た目の修理は浪費。保険ではなく貯金で備える ・経営者は「浪費」と「経費」を分けて判断する ・例外は貯金がない期間だけ。貯まったら外して貯金に回す |
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