【2026年最新】新規就農者が最初に入るべき農業保険・共済ガイド

「農業を始めたばかりで何の保険や共済に入ればいいかわからない。優先順位はどうすればいい?」

多くの新規就農者が「保険や共済の種類が多すぎて何から入ればいいかわからない」とお悩みを持つことでしょう。農業保険・共済にはさまざまな種類があり、それぞれ加入要件・補償内容・掛金が異なります。

この記事では新規就農者が最初に検討すべき農業保険・共済の種類と、加入の優先順位をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

– 新規就農者が最初に検討すべき農業保険・共済の種類
– 就農初年度から入れる農業共済と入れない制度
– 収入保険に加入するための準備期間と手順
– 農業保険全体の加入優先順位の考え方

この記事を書いた人
たち しょうえい

太智昭栄

Shoei Tachi

  • 農業経営者(2022年〜千葉県北東部でお米を生産)
  • 日商簿記2級・3級FP技能士取得
  • 全国の農家の役に立つ補助金・融資情報を発信
目次

就農初年度から入れる農業共済

新規就農者にとって嬉しいのは、農業共済(NOSAI)の多くの制度は青色申告の実績がなくても加入できることです。就農初年度からすぐに申し込めます。

就農初年度から加入できる農業共済

共済の種類対象就農初年度の加入
農作物共済(水稲・麦)水稲・麦農家可能
果樹共済果樹農家可能
畑作物共済大豆・てんさい等可能
家畜共済畜産農家可能
施設共済ビニールハウス等保有農家可能
農機具共済農業機械保有農家可能
収入保険全農業者不可(前年の青色申告が必要)

収入保険は唯一、前年の青色申告実績が必要なため、就農1年目には加入できません。ただし就農1年目から青色申告を始めることで、2年目から収入保険の加入資格が得られます。

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新規就農者の農業保険加入ロードマップ

就農から収入保険加入までの流れを段階的に説明します。

就農1年目にやること

  1. 青色申告承認申請書を提出: 就農した年の3月15日まで(または就農後2ヶ月以内)に税務署へ提出
  2. 農業共済への加入: 栽培品目・保有施設・農業機械に応じた農業共済に加入
  3. 記帳・帳簿の整備: クラウド会計ソフト等を使って農業収入・経費を日々記録
  4. 確定申告(翌年2〜3月): 青色申告決算書を提出して1年目の青色申告を完成

就農2年目にやること

  1. 収入保険への加入申請: NOSAIの窓口で収入保険の加入申請(1年目の青色申告が完了していることが条件)
  2. 農業共済との組み合わせを整理: 収入保険に切り替える品目と農業共済を継続する品目を整理

就農3年目以降

  1. 保険・共済の見直し: 農業規模の拡大・品目変更に応じて補償内容を見直し
  2. 積立方式の積み立て: 収入保険の積立方式を活用してセーフティネットを厚くする

新規就農者が入るべき農業保険の優先順位

資金が限られている新規就農者向けに、農業保険の加入優先順位を解説します。

優先度1(最初から加入推奨)

農作物共済・果樹共済・畑作物共済(栽培品目に応じて)

国が掛金の約50%を補助するため、農業者の実質負担が低く、就農初年度から加入できます。自然災害リスクをカバーする基本的なセーフティネットです。

施設共済(ビニールハウスがある場合)

施設は一度損傷すると数十万〜数百万円の修復費用が発生します。ビニールハウスを保有している場合は就農当初から施設共済に加入することを強くおすすめします。

優先度2(就農2年目以降に検討)

収入保険

青色申告の実績が1年必要なため、就農2年目から加入可能になります。複合経営・野菜農家・価格変動リスクが高い品目の農家には特に重要です。

優先度3(状況に応じて)

農機具共済

高額な農業機械を新規購入した場合は加入を検討。ただし新品の場合はメーカー保証がある期間は共済の優先度は低くても良いかもしれません。

農業者賠償責任保険

直売所・農産加工を行う場合は早期加入を推奨します。

優先度保険・共済の種類理由
1(就農即時)農作物・果樹・畑作物・施設共済掛金補助が手厚く就農直後から加入可能
2(就農2年目〜)収入保険青色申告1年分の実績が必要
3(状況次第)農機具共済・賠償責任保険機械・販売形態に応じて検討

まとめ|農業保険の経理はクラウド会計ソフトで!

新規就農者は就農初年度から農業共済(農作物・施設等)に加入し、同時に青色申告の準備を始めることで、2年目以降に収入保険にも加入できる状態を整えることが重要です。

農業保険はすべてに加入する必要はなく、自分の農業スタイル・リスクに合わせて優先順位をつけて加入することが賢い方法です。

この記事のポイント

就農初年度から: 農作物共済・施設共済等は就農即日から加入可能
収入保険は2年目から: 前年の青色申告実績が必要
青色申告の開始: 就農当初から始めて早期に収入保険加入資格を取得
優先順位: 施設・作物のリスクが大きいものから優先的に加入

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関連リンク・参考資料

⚠️ 注意事項: 本記事は令和8年度(2026年度)時点の制度内容をもとに作成していますが、制度の詳細は年度途中で変更される場合があります。最新情報は農林水産省または農業共済組合(NOSAI)の公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

農業|ライター|千葉県山武郡横芝光町でコシヒカリを始めとしたおいしいお米を生産|Word、ドキュメント、WordPressでの記事の執筆|日商簿記2級|FP3級|食品衛生責任者|英検2級

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