【2026年最新】農家の確定申告5ステップ!期限と必要書類を全解説

農場の夕日で作業する女性

「農家って確定申告、どうやればいいの?」

農業を始めると毎年2〜3月に確定申告が必要になりますが、一般的な会社員と手続きが異なる部分が多く、何をすればいいかわからないという農家は珍しくありません。

実は農家の確定申告は、たった5つのステップさえできれば完結できます。さらに、青色申告に切り替えれば、節税効果もアップするんです。

この記事ではTACHIFARM代表で農業歴4年の私が農家の確定申告の期限・必要書類・手順を5ステップで解説します。

この記事でわかること
  • 農家の確定申告の期限と青色申告承認申請書の提出期限
  • 農業所得の計算方法
  • 白色申告と青色申告の違いと切り替え方
  • 確定申告5ステップと必要書類一覧
この記事を書いた人
たち しょうえい

太智昭栄

Shoei Tachi

  • 農業経営者(2022年〜千葉県北東部でお米を生産)
  • 日商簿記2級・3級FP技能士取得
  • 全国の農家の役に立つ補助金・融資情報を発信
目次

農家の確定申告の期限

確定申告の申告期間

申告の種類期限
所得税(農業所得含む)2月16日〜3月15日(休日の場合、翌営業日まで)
消費税3月31日

期間を過ぎると無申告加算税・延滞税が発生します。

青色申告の承認申請期限

青色申告をはじめて行う年の3月15日までに所得税の青色申告承認申請書を税務署に提出する必要があります。

ケース提出期限
既存農家が翌年から青色申告に切り替える場合その年の3月15日まで(休日の場合、翌営業日まで)
新規就農(1月1日〜1月15日開業)その年の3月15日まで(休日の場合、翌営業日まで)
新規就農(1月16日以降開業)開業日から2ヶ月以内

3月15日を過ぎると翌年分からしか青色申告に切り替えられません。今年切り替えたい場合は、3月15日の期限を絶対に守ってください。

農業所得の基本的な計算方法

農業所得は以下の計算式で算出します。

農業所得 = 農業収入金額 - 農業経費(必要経費) - 青色申告特別控除

農業収入に含まれるもの

農業経費に含まれるもの

  • 農産物の販売収入(JA・直売所・直接販売)
  • 補助金・交付金収入(水田活用の直接支払交付金等)
  • 農産物の自家消費分(市場価格で換算)
  • 種苗費・肥料費・農薬費
  • 農機具費・地代・光熱費など

→ 農業の経費になるもの完全リストはこちら【内部リンク】

白色申告と青色申告の違い

比較項目白色申告青色申告
特別控除なし最大65万円
家族給与の経費化専従者控除(最大86万円)のみ実際の給与全額を経費化
赤字の繰越不可3年間繰越可能
農業経営基盤強化準備金使えない使える
記帳の手間単式簿記(簡単)複式簿記(ソフトなら簡単)

農業収入がある農家なら青色申告一択です。クラウド会計ソフトを使えば複式簿記も自動で処理されるため、白色申告より手間が増えるわけではありません。

農家の確定申告5ステップ

STEP
前年1月〜12月の農業収入・経費を記録する

農業所得の計算には1年分の収入と経費の記録が必要です。クラウド会計ソフトで銀行口座・JAと自動連携しておけば、入出金が自動で帳簿に反映されます。

記録しておくべきもの
  • JA精算書・市場の精算書(収入の証明)
  • 農業経費の領収書・レシート
  • 補助金・交付金の入金記録
STEP
12月末に帳簿を締める

12月31日を期末日として帳簿を締め、農業収入の合計と農業経費の合計を確定させます。

チェックポイント
  • 12月末時点の在庫(収穫済み・未出荷の農産物)の計上
  • 農機具の減価償却費の計算
  • 農業経営基盤強化準備金の積立額の確認
STEP
青色申告決算書(農業所得用)を作成する

農業所得者専用の決算書を作成します。クラウド会計ソフトを使えばSTEP 1・2のデータから自動で決算書が生成されます。

必要な書類
  • 青色申告決算書(農業所得用)第1〜4表
  • 貸借対照表(65万円控除を受ける場合必須)

→ 農家向け会計ソフトの選び方はこちら【内部リンク】

STEP
確定申告書を作成・提出する

確定申告書(第一表・第二表)を作成し、STEP 3の決算書を添付して提出します。

方法特徴
e-Tax(または優良な電子帳簿保存)65万円控除を受けるために必須
郵送申告期間中に税務署に郵送
税務署窓口へ持参申告期間中の平日のみ

65万円の青色申告特別控除を受けるにはe-Tax、または優良な電子帳簿保存が必須です。マイナンバーカードとICカードリーダーまたはスマートフォンで申告できます。

STEP
納税または還付を確認する

確定申告後、追加で納める税額があれば3月15日までに納付します。前年に予定納税をしている場合や源泉徴収がある場合は差し引いた金額が最終的な納付額です。

還付がある場合は申告から1〜2ヶ月で指定口座に振り込まれます。

確定申告の必要書類チェックリスト

書類取得方法
JA・市場等の精算書(収入の証明)JA・市場から入手
補助金・交付金の支払調書市町村・農政局から発行
農業経費の領収書一式1年間保管したもの
農業共済・収入保険の掛金証明書NOSAIから発行
農地の賃借契約書(地代の確認)契約書の写し
前年分の確定申告書の控え税務署または自分の保管分
マイナンバーカードe-Tax申告時に必要

まとめ

農家の確定申告の期限・手順・必要書類を解説しました。

この記事のポイント
  • 確定申告の申告期間は2月16日〜3月15日
  • 青色申告への切り替えはその年の3月15日までに申請が必要
  • 農家の確定申告は「帳簿→決算書→確定申告書→e-Tax提出」の5ステップ
  • 65万円控除を受けるにはe-Taxでの電子申告が必須

確定申告は1年間の経営記録の集大成です。 日々クラウド会計ソフトで記帳を続けておけば、 確定申告本番の作業は2〜3時間で終わります。 まず今日から帳簿の習慣をつけることが最大の節税への近道です。

参考資料

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この記事を書いた人

農業|ライター|千葉県山武郡横芝光町でコシヒカリを始めとしたおいしいお米を生産|Word、ドキュメント、WordPressでの記事の執筆|日商簿記2級|FP3級|食品衛生責任者|英検2級

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