「ルンバ Plus 515と505、結局どっちを選べばいいの?」
「新しい515のほうがいいに決まってる。そう思ったけれど、505のほうが安いし決めきれない」
先に結論をお伝えします。床にコードが多い家やペットのいる家なら505、家具の下やすき間まで掃除したい家なら515です。
この2つは上位・下位の関係ではないから。515は小型化と設置性に振り、505は障害物を見分けるカメラに振っています。得意分野がずれている、と表現したほうが実態に近いでしょう。
この記事では公式スペックをもとに、7つの違いを整理します。
ルンバ Plus 515と505のスペック比較表
まず全体像を一覧で押さえておきましょう。数値はすべてアイロボット公式オンラインストアと価格.comで確認したものです。
515は「小さくて薄い」、505は「目がいい」
Roomba Plus 515 Combo(新型モデル) |
Roomba Plus 505 Combo(前モデル) |
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|---|---|---|
| 品番 | N285060 | N185060 |
| 発売日 | 2026年5月29日 | 2025年4月18日 |
| 公式ストア価格 | 129,800円 | 98,400円 (通常128,400円) |
| 価格.com最安 | 103,549円 | 98,400円 |
| 本体の高さ | 8.4cm | 10.6cm |
| 本体サイズ (奥行×幅) | 30.3×29.8cm | 35.7×35.1cm |
| 本体重量 | 約2.9kg | 約4.3kg |
| ステーション サイズ | 奥行34.0×幅33.0 ×高さ48.5cm | 奥行45×幅31.5 ×高さ47cm |
| マッピング /物体認識 | ClearView LiDAR (カメラなし) | ClearView Pro LiDAR +PrecisionVision AI (LiDAR+カメラ+LED) |
| 吸引力の公称 ※比較基準が異なり 直接比較はできません | 最大3倍 (Roomba 105 Combo比) | 最大70倍 (Roomba 600シリーズ比) |
| メインブラシ | 毛とゴム製の シングルアクション | ゴム製の シングルアクション |
| モップパッド | DualClean (毎分180回転・伸縮式) | DualClean with PerfectEdge (伸縮式) |
| 自動ゴミ収集 | 最大3か月分 | 最大75日分 |
| モップ洗浄 /乾燥 | 75℃温水洗浄 /45℃温風乾燥 | 自動洗浄/温風乾燥 (温度の公表値なし) |
| Dirt Detect | 公式記載なし | あり |
| Matter /Appleホーム | 公式記載なし | 対応 |
| 無線通信 | Wi-Fi 2.4GHz帯 | Wi-Fi 2.4GHz帯 /5GHz帯 |
| 公式ストア保証 | 計3年 (ルンバプレミアム特典) | 2年 |
| 消費電力 | メーカー公表値なし | メーカー公表値なし |
| こんな人向き | 家具の下やすき間を 掃除したい/ 設置場所が狭い/ 持ち運びたい | ペットがいる/ 床にコードが多い/ Appleホーム連携/ 費用を抑えたい |
※価格・仕様は2026年8月10日時点。アイロボット公式オンラインストアおよび価格.comで確認した情報です。価格は変動します。
※吸引力の「3倍」「70倍」は比較対象の機種が異なるため、2機種間の直接比較には使えません。
ルンバ Plus 515と505の7つの違い

表だけでは判断できない部分を、生活のどの場面で効いてくるかという視点で読み解いていきます。
違い①:本体の高さが2.2cm違う(46%小型化の中身)
家具の下を掃除させたいなら、選ぶべきは515です。
515:高さ8.4cm/幅29.8cm/奥行30.3cm/約2.9kg
505:高さ10.6cm/幅35.1cm/奥行35.7cm/約4.3kg
高さ2.2cmの差は、数字以上に結果を分けます。ロボット掃除機が家具の下に入れるかどうかは、脚の高さ次第だからです。クリアランスが10cm前後の家具は珍しくありません。8.4cmなら通り、10.6cmだとつかえる。ちょうどその境界線上にあります。
幅の5.4cm差が効くのは、ダイニングチェアの脚の間や、洗面台と洗濯機のすき間です。
重量1.4kgの差は、2階へ持ち運んで使う想定なら無視できません。500mlペットボトル約3本分の違いになります。
見落とされがちですが、充電ステーションのサイズも別物です。505は奥行45cm、515は34cm。この11cmが、廊下や洗面所に置けるかどうかを左右します。
違い②:障害物の「見つけ方」がまったく違う
床にモノが多い家、ペットのいる家は505を選んでください。
505:ClearView Pro LiDARに加え、前面カメラとLEDライトを使うPrecisionVision AIテクノロジーを搭載。コードやケーブル、靴、ペットの排せつ物(犬猫の固形の糞のみ)を識別して回避します
515:ClearView LiDARのみ。本体に内蔵して薄型化した代わりに、カメラは搭載していません
かみ砕くと、515は「そこに何かある」ことは分かりますが「それが何か」までは判断しません。一方の505は、対象物を見分けたうえで避ける設計です。
コードを巻き込むリスクや、ペットの粗相を引きずってしまうリスクは、505のほうが低く抑えられています。あわせて505には、汚れを検知して走行回数を自動で増やすDirt Detectテクノロジーの記載もあります。
裏を返せば、床が片付いていてペットもいない家では、この差はほとんど体感できません。
なお、公式は「あらゆる環境での回避を保証するものではありません」と注記しています。過度な期待は禁物です。
違い③:吸引力の「3倍」と「70倍」は比べられません
この2つの数字を並べて優劣を判断するのは、はっきり誤りです。
515の「従来比3倍」→ 比較対象はRoomba 105 Combo ロボット
505の「最大70倍」→ 比較対象はRoomba 600シリーズ(2025年2月時点で国内累計出荷台数トップ)
吸引力については基準となる機種がそもそも違います。600シリーズは吸引力の起点として数字が伸びやすい旧世代モデルです。対して105 Comboは、より新しいエントリーモデルにあたります。
「505は515の23倍強い」という読み方は成立しません。
アイロボットは、515と505を直接比較した吸引力の公表値を出していません(2026年8月10日時点で確認できず)。カタログの倍率表記は、あくまで自社の別機種を物差しにした社内比較だと理解しておいてください。
では何を見ればよいのか。判断材料になるのは、次のブラシ構成です。
違い④:メインブラシの素材が変わった
髪の長い家族がいるなら、新しい設計思想の515が向きます。
515:毛とゴム製のシングルアクションブラシ
505:ゴム製のシングルアクションブラシ
毛(ブリッスル)が加わると、細かなホコリやカーペットの奥のゴミをかき出しやすくなります。ただし従来は、髪の毛が絡みやすいという弱点と表裏一体でした。
515はここに手を入れています。公式は「絡まりにくい毛とゴム製のブラシ」と説明し、「毎回ブラシの毛を切り取る必要がありません」と明記しました。毛のメリットを取りつつ、絡まり対策を織り込んだ構成というわけです。
違い⑤:ゴミの自動収集は「最大3か月」と「最大75日」
差はありますが、決め手にするほどではありません。
515:最大3か月分(約90日)
505:最大75日分
年間の紙パック交換回数に換算してみましょう。365日÷90日で約4回、365日÷75日で約5回。差は年に1回程度です。
月あたりの手間に直せば、ほぼ誤差の範囲といえます。ここを理由に価格差を飲み込む必要はないでしょう。
なお両モデルとも、公式が「すべての家庭環境において期間を保証するものではありません」と注記しています。ペットのいる家庭や家族人数の多い家では、実際にはもっと短くなります。
違い⑥:Wi-Fiの対応帯域とスマートホーム連携
意外な落とし穴になりやすいポイントです。
515:Wi-Fi 2.4GHz帯のみ
505:Wi-Fi 2.4GHz帯/5GHz帯
5GHz専用のSSIDしか使っていない環境では、515は接続できません。ルーター側で2.4GHz帯のSSIDを有効にする作業が必要になります。メッシュWi-Fiを導入している家庭は、設定を先に確認しておくと安心です。
スマートホーム連携にも差があります。MatterとAppleホームへの対応は505の公式ページに記載がある一方、515の公式ページには記載がありません(2026年8月10日時点)。Appleホームに家電をまとめている人は、この一点で505を選ぶ理由になります。
違い⑦:価格差は「どこで買うか」で約6倍変わります
ここは金額のインパクトが大きいので、購入先ごとに分けて整理します。
アイロボット公式オンラインストア:515=129,800円/505=98,400円(通常128,400円から30,000円OFF)→ 差額31,400円
価格.com最安:515=103,549円/505=98,400円 → 差額5,149円
同じ2機種でも、購入先によって差額が約6倍変わります。
ただし公式ストアで515を買うと、ルンバプレミアム特典が付きます。内容はメーカー保証を2年延長した計3年保証、優先サポート専用ダイヤル、交換用アクセサリーの3点です。505の公式ストアは無料2年保証となっています。
3万円をどう捉えるかは、この保証とサポートに価値を見いだせるかどうかで決まります。5年、6年と使い続ける前提なら、決して割高とは言い切れません。
※価格はすべて2026年8月10日時点。セールやクーポンの適用状況で変動します。
ルンバ Plus 515と505の8つの共通点

違いばかり見てきましたが、毎日の使い勝手を支える骨格は共通しています。
- AutoWash充電ステーション(ゴミの自動収集/モップパッドの自動洗浄/温風乾燥/本体への自動給水/汚水の自動排水)
- 伸縮式のDualClean モップパッド with PerfectEdge(非伸縮式比で壁際まで18%接近)
- スマートスクラブ(こびりついた汚れに対して拭き取り力2倍)
- カーペットを検知するとモップパッドを約10mmリフトアップ
- 清掃モード4種(掃除機がけのみ/水拭きのみ/同時清掃/掃除機がけの後に水拭き)
- 4段階の吸引力調整、進入禁止・拭き掃除禁止エリアの設定
- Roomba Homeアプリ、Alexa/Siri/Googleアシスタントによる音声操作
- 電源は充電式リチウムイオン電池
shoei日々の操作感で迷うことは、まずないと考えてよいでしょう。違いはサイズとセンサーに集約されています。
ルンバ Plus 515と505、どちらを選ぶべきか


ここまでの内容を、住まいの条件に置き換えて整理します。
Roomba Plus 515をおすすめする人
- ソファやベッド、キャビネットの下を掃除させたい(高さ8.4cm)
- ステーションの設置スペースに奥行の余裕がない(奥行34cm)
- 2階など別のフロアへ持ち運んで使いたい(約2.9kg)
- 家族に髪の長い人がいる(毛とゴムの絡まりにくいブラシ)
- 公式ストアの3年保証と優先サポートに価値を感じる
Roomba Plus 505をおすすめする人
- 犬や猫を飼っている(固形の排せつ物の回避に対応)
- 床に電源コードや充電ケーブルが多い(カメラとAIで識別)
- 汚れやすい部屋を自動で重点清掃してほしい(Dirt Detect)
- AppleホームやMatterで家電をまとめて管理したい
- 自宅のWi-Fiが5GHz帯中心の構成になっている
- 実勢価格で少しでも初期費用を抑えたい
購入前に確認しておきたい3つの注意点


注意点①:家具の下の高さを実測してから決める
カタログの数値だけでは判断できません。掃除させたい家具の、床から底面までの高さを定規で測ってください。8.4cmと10.6cmは、多くの家庭で「入る/入らない」を分ける境目になります。
注意点②:お手入れがゼロになるわけではない
公式は、ダスト容器の拭き取り、給水タンクと廃水タンクのすすぎ、充電端子とブラシの清掃を求めています。フィルター・ブラシ・モップパッドは3〜6か月ごとの交換が推奨です。
「全自動」という言葉から受ける印象より、手はかかると考えておきましょう。これはどちらのモデルでも同じです。
注意点③:505は在庫が限られる可能性がある
515が後継として発売済みです。価格.comの掲載店舗数を比べると、515が15店なのに対し505は7店まで減っています(2026年8月10日時点)。505に決めた場合は、在庫の有無を早めに確認してください。
ルンバ Plus 515と505に関するよくある3つの質問
まとめ|迷ったら家具の下を測ってください


- 515は小さく薄い。家具の下、設置性、持ち運びやすさが強み
- 505は目がいい。コードやペットの排せつ物を識別して避けられる
- 吸引力の「3倍」「70倍」は比較基準が違うため、直接比べられない
- 価格差は公式ストアで31,400円、価格.com最安で5,149円(2026年8月10日時点)
- 床が片付いている家なら515、床にモノとペットがある家なら505
最後に、いちばん確実な決め方をお伝えします。掃除させたい家具の下の高さを測ってみてください。8.4cmなら入って10.6cmでは入らない場所があるなら、それだけで答えは出ます。








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