マーベルスタジオの劇場公開最新作「キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド」が2月14日に公開された。キャストには、「スターウォーズ」や「インディ・ジョーンズ」などでも有名で「ハリウッドの伝説」とも呼ばれるハリソンフォードが登場。彼は現在82歳であるにも関わらず、全く衰えの感じない迫真の演技も見どころ。

初代キャプテン・アメリカのスティーブ・ロジャースが引退後、彼から絶大な信頼を得ていたサム・ウィルソンが新たなキャプテン・アメリカとなる。映画「アベンジャーズ・エンドゲーム」の終盤でスティーブから託された盾を持ち、新たな戦いに挑む。
今回の記事では、「キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド」のあらすじ(ネタバレあり)や本作の見どころ3選、作品情報、評価について解説します。
まだ見てない方はぜひ劇場でご覧ください。
- 「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のあらすじ解説(ネタバレあり)
- ロス大統領演説中の襲撃
- 事件の真相とは
- サミュエル・スターンズの陰謀
- 日本との交渉
- インド洋上空での空中戦
- レッドハルクの暴走
- ロスとベッティの再会
- 「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の見どころ3選
- アイアンマンを彷彿とさせる迫力の空中戦
- サム・ウィルソンの葛藤と成長
- ニューアベンジャーズ結成への伏線
- 作品情報
- shoeiによる「キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド」の評価
- 映画レビューサイトでの評価
「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」のあらすじ解説(ネタバレあり)
ロス大統領演説中の襲撃

ロス大統領は、インド洋に突如出現したセレスティアル島で採取できる希少鉱物「アダマンチウム」について演説を行っていた。ロスは、アダマンチウムは技術、医療、防衛の分野で有用であり、アメリカにとっても必要不可欠な資源であると強調。また、各国がこの貴重な資源を確保するために動き始める中、ロスは「アダマンチウムは世界全体で分け合うべきだ」と呼びかけた。
その演説中に突如、イザイアがロス大統領を襲撃する事件が発生。イザイアはその場から逃走を図るものの、すぐに取り押さえられ、刑務所へと連行される。
この事件を受け、サムはイザイアと面会するが、イザイアは襲撃の記憶がないと語る。事件の背景には何があるのか、サムは真相を探ることを決意する_
事件の真相とは
サムとファルコンことホアキンは、ホワイトハウスの監視カメラを解析し、イザイアの様子を調査する。すると、イザイアが何者かに操られていたことが判明する。さらに、操られているのはイザイアだけではなかった。この一連の事件を裏で操っていた黒幕とは_
サミュエル・スターンズの陰謀
サムはある研究室で、ハルクの敵として知られるサミュエル・スターンズ(ミスターブルー)と対面する。そこで彼は、スターンズの頭がブルース・バナーの血を浴びた影響で異形に変形していることを目の当たりにする。実は、この一連の事件を裏で操っていたのはスターンズだった。
スターンズは過去17年間にわたりロスによって監禁されていた。さらに、ロスはCIAの裏金を使い、自身の持病を治療する薬をスターンズに作らせていたことが明らかになる。この仕打ちにより、スターンズはロスに対して強い復讐心を抱き、今回の陰謀を企てていたのだった_
日本との交渉

一方、日本はアダマンチウムを最初に採掘した国であり、その技術を独自に保持していた。そこでロスは、日本の尾崎首相に対し、日本が採掘方法を提供し、資源を平等に分け合うことを目的とした「尾崎・ロス条約」を提案する。しかし、尾崎はこの提案を拒否する。
実は、尾崎はロスに対して不信感を抱いており、アダマンチウムを巡る国際的な協力には、慎重な態度を崩さなかった_
インド洋上空での空中戦

ロスはアメリカ軍を率い、アダマンチウムのためにセレスティアル島へ向かった。ところが、スターンズによって操られた空軍が突如として日本軍に攻撃。両国間で緊張が高まる。しかし、アメリカの狙いは戦争を引き起こすことではなかったため、サムとホアキンは事態を収拾すべく出動した。
二人は圧巻の空中戦を繰り広げ、スターンズに操られていた空軍を救出し、日本軍への被害を未然に防ぐことに成功する。
一方、スターンズが仕込んだ薬の影響で、セレスティアル島へ向かう船内ではロスの様子に異変が生じ始めていた_
レッドハルクの暴走

インド洋での騒動が収束した後、スターンズが突如公の場に姿を現す。そして、彼はロスの常備薬にレッドハルクへ変身させるガンマ線を投与していたことを暴露し、その場で拘束される。
一方、サムは事態の収拾を図るためにホワイトハウスへ急行する。しかし、ロスは演説中にレッドハルクへと変身し、理性を失って暴走をしていた。
そこへ駆けつけたサムは、レッドハルクとなったロスと激しい戦いを繰り広げる。最終的にサムの冷静な交渉によってロスは正気を取り戻し、暴走は終息。ロスはその責任を問われ、刑務所へと収監された_
ロスとベッティの再会
サムは刑務所にいるロスを訪ねる。彼が訪れる中、ロスは疎遠になっていた実の娘・ベティと感動的な再会を果たす。さらに、尾崎から条約の承諾の連絡が入る。だが、ロスの喜びも束の間、スターンズが新たな陰謀を企んでいることが明らかになるのだ_
「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」の見どころ3選
アイアンマンを彷彿とさせる迫力の空中戦
本作では、これまでのキャプテン・アメリカにはなかった新しい戦闘スタイルが見どころの一つです。サムが飛行ユニットを駆使し、戦闘機と共に空を舞うシーンは圧巻。高速での急降下や飛行機からのミサイルに対抗するアクションは、まるでアイアンマンを彷彿とさせる迫力です。
サムならではの戦闘シーンが繰り広げられ、これまでとは一味違うキャプテン・アメリカの姿を堪能できるでしょう。
サム・ウィルソンの葛藤と成長
2代目キャプテン・アメリカを引き継いだサムは、自らの役割について深い悩みを抱えています。特にバッキーとの再会シーンでは、「スティーブ(初代キャプテン・アメリカ)は(選択を)間違っていた」と語り、普通の人間である自分がこの使命を果たせるのかという不安を明かします。
しかし、バッキーから「お前は人々の目標だ」という言葉がサムを奮い立たせます。超人血清を打たないサムだからこそ、努力と信念で人々の目標となれることを示す重要な場面です。
ニューアベンジャーズ結成への伏線

物語の中でロスから「新たなアベンジャーズ結成」の話が出ることで、今後のMCU作品への期待が高まります。『アベンジャーズ/エンドゲーム』後、次世代のヒーローたちが新たな脅威に立ち向かう布石が描かれており、サノスに匹敵する大ボスとの激闘も予感させます。さらに、バッキーも本作に登場し、旧世代と新世代のヒーローがどのように絡んでいくのか、目が離せません。
作品情報
作品名:キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド
監督名:ジュリアス・オナー
製作年:2024年
製作国:アメリカ
ジャンル:サスペンス、アクション
上映時間:118分
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
登場人物・キャスト
▼サム・ウィルソン/キャプテン・アメリカ
アンソニー・マッキー
▼ホアキン・トレス/ファルコン
ダニー・ラミレス
▼イザイア・ブラッドリー
カール・ランブリー
▼サミュエル・スターンズ
ティム・ブレイク・ネルソン
▼サディアス・ロス/レッドハルク
ハリソン・フォード
shoeiによる「キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド」の評価
映画レビューサイトでの評価
映画ドットコム:3.5
フィルマークス:3.9
Rotten Tomatoes トマトメーター:49% ポップコーンメーター:80%
WATCHA PEDIA:3.7