Netflixで配信が開始され、ようやく初回作「ハリー・ポッターと賢者の石」を鑑賞できました。
2002年のアカデミー賞で、美術賞・衣裳デザイン賞・作曲賞の3部門にノミネート。劇場公開当時は、全世界の興行収入で第2位の記録を達成。その後もシリーズ映画の代表作として、高い人気を誇っています。
今回は、500本以上の映画を見てきたshoeiが映画「ハリーポッターと賢者の石」のあらすじ&ネタバレと本作の見どころ3選、次に見るべきおすすめの映画3選について紹介します。
早速見ていきましょう!

作品情報
- 作品名:ハリー・ポッターと賢者の石
- 監督名:クリス・コロンバス
- 製作年:2001年
- 製作国:イギリス、アメリカ
- ジャンル:アドベンチャー、冒険、ファンタジー、ファミリー
- 上映時間:152分
- 配給:ワーナー・ブラザース映画
登場人物・キャスト
ハリー・ポッター:ダニエル・ラドクリフ
ロン・ウィーズリー:ルパート・グリント
ハーマイオニー・グレンジャー:エマ・ワトソン
あらすじ&ネタバレ
ダーズリー家編

ハリー・ポッターは幼少期に両親を失い、親戚であるダーズリー家に引き取られました。しかし、叔父のバーノンや叔母のペチュニアからは、虐待のような扱いを受けながら育ちます。そんなある日、ホグワーツ魔法魔術学校からハリー宛に入学許可証が届きました。
バーノンはその手紙を燃やしてしまいますが、フクロウからの手紙は増え続けます。最終的には、ハグリットがダーズリー家を訪問し、ハリーに自らの魔法使いとしての運命を伝えるのです。
ハリーはハグリットについていくことを決意し、ダイアゴン横丁でホグワーツ入学のために必要なものをそろえます。こうして、ハリーは新たな人生への第一歩を踏み出したのです。
ホグワーツ編

ホグワーツへ向かう「9と3/4番線」の「ホグワーツ特急」で、ハリーはロンやハーマイオニーと出会います。入学式では「組分け帽子」によって寮が決められ、3人はそろってグリフィンドールに選ばれました。
最初、ハリーとロンはハーマイオニーの生真面目な態度に反発していました。しかし、ハロウィンの日、ハーマイオニーがトロールに襲われた際、ハリーとロンが協力して彼女を助けたことで、3人の間に友情が芽生えます。
ハリーは、父親譲りの才能を発揮し、クィディッチの試合で大活躍。
一方学校生活の中で、ハリーたちは仕掛け扉の向こうに「賢者の石」が隠されていることを知ります。そして、スネイプが石を狙っているのではないかと疑いますが、大人たちは彼らの話をまともに取り合いませんでした。
仕掛け扉編

ハリーたちは自ら賢者の石を守るために仕掛け扉に侵入します。悪魔のワナをハーマイオニーの知識で突破し、空飛ぶ鍵をハリーの飛行技術で獲得しました。魔法使いのチェスではロンが自己犠牲を働きながらも勝利し、ハリーだけが最後の部屋へ進みます。
最後の部屋にいたのはスネイプではなくクィレルで、彼はヴォルデモートに憑依されていました。ハリーは「みぞの鏡」を通じて賢者の石を手に入れ、母リリーの魔法の力でクィレルを倒します。ヴォルデモートは再び姿を消し、ハリーはその場で気絶しましたが、ダンブルドアによって救われました。
学年度末編

ホグワーツの学年末には、各寮の総合得点が発表されます。 最初はグリフィンドールが最下位でしたが、ハリーたちの勇敢な活躍が評価され、特別加点が与えられました。 その結果、グリフィンドールは見事逆転優勝を果たします。
そして、生徒たちはホグワーツ特急で帰省し、ハリーの初めてのホグワーツでの1年が幕を閉じました。
映画「ハリーポッターと賢者の石」の見どころ3選
孤独な少年が仲間に囲まれていく

ハリー・ポッターはダーズリー家で育てられ、冷たい態度をされながら孤独な日々を送っていました。クリスマスに従兄弟のダドリーが36個のプレゼントをもらう中、ハリーは1つももらえず。狭い階段下で、日々イジメを受けているようでした。
しかし、ホグワーツに入学したことで、彼の人生は大きく変わります。ホグワーツ特急で出会ったロン・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャー。ハリーの人生でかけがえのない存在に出会うのです。
トロールが侵入したときは、ハリーとロンが力を合わせ、ハーマイオニーを救いだし、クィディッチの試合では、ハーマイオニーが魔法でハリーを助けます。そして、3人の友情は徐々に膨らんでいきました。
また、ロンの兄弟のフレッド、ジョージ、パーシーや同級生のネビル、先生のハグリットなどなど。孤独だったハリーが信頼できる仲間を得て、居場所を見つけていく過程は、本作の大きな見どころの1つです。
試練を惜しまず挑戦する子どもたち

恐怖を恐れず、子どもが立ち向かう姿は多くの大人たちに響くのではないでしょうか。
ホグワーツでハリーたちは、立ち入り禁止の仕掛けトビラに入り、賢者の石を守ろうとするシーンがあります。大人なら、冷静にその件には踏み込まないよう、目を逸らしてしまうようなことにも、3人はホグワーツのために立ち向かいます。
ハーマイオニーはあふれる知識で魔法の罠を突破し、ロンはチェスの才能を活かして最後の部屋へとハリーを進ませます。そして、ハリーは勇気と決断力でクィレルに憑依したヴォルデモートと対峙しました。彼らが恐れずに困難に立ち向かい、力を合わせて道を切り開いていく姿は観客の心を掴むでしょう。
「大人たち!まだまだ頑張れ!!」と子どもたちが背中を推してくれるような大傑作です。
そこにいなくても子を守り続ける親の愛
ハリーの両親は、彼が赤ん坊の頃にヴォルデモートに殺されました。しかし、彼らの愛はハリーの中で生き続けており、ハリーを救い続けるのです。
最後の部屋で、ヴォルデモートがハリーに手を出せなかったのは、母・リリーの魔法によるものでした。これは、「目には見えないしるし」として、ハリーを守り抜いたのです。そして、ダンブルドアがハリーに語る「愛じゃよ、愛。」という言葉は、物語を通して本当に大切なものを教えてくれるようなセリフとなっています。
「目には見えなくても、親の愛は子どもを支え続ける」
本作を見て、このようなメッセージ性を感じ、心に響きました。
次に見るべきおすすめ映画3選

「ハリー・ポッターと賢者の石」を楽しんだ方に、次におすすめしたい映画を3本ご紹介します。それぞれに共通点がありながらも、異なる魅力を持つ作品ばかりです。
ハリー・ポッターと秘密の部屋
▼おすすめポイント
- まずはシリーズの続編として必見
- ハリーたちが成長し、より深まるキャラクターの魅力
- 「賢者の石」に負けず劣らない、魔法と冒険が詰まったファンタジー
グーニーズ
▼おすすめポイント
- 勇敢な子どもたちが活躍する、ワクワクする冒険物語
- 先の読めない展開が魅力
- スリル満点のアクションが楽しめる
スタンド・バイ・ミー
▼おすすめポイント
- 子どもたちの成長と冒険という共通点
- ファンタジー要素はなく、ノスタルジックな青春ドラマとして楽しめる
- 友情や人生の大切さを感じさせる感動作
「賢者の石」の魔法の世界や子どもたちの冒険に魅了された方は、ぜひこれらの映画もチェックしてみてください!
評価
映画ドットコム:3.7
フィルマークス:4.0
Rotten Tomatoes トマトメーター:80% ポップコーンメーター:82%
WATCHA PEDIA:3.8