
「人生は素晴らしいシーンでいっぱい」だと気づけた!

悩める大人のための大傑作だね!
この記事では、映画を500本以上見てきたshoeiが「ソウルフル・ワールドが教えてくれた2つのこと」についてネタバレありで紹介します。
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この記事を読めば、「人生で本当に大切なこと」が見えてくるはずです。
ソウルフル・ワールドは「バランス良く生きることの大切さ」と「生きてるだけで満点」ということを教えてくれる作品でした。どのあたりがそう思わせてくれたのか、映画の場面を振り返りながら解説していこうと思います。

ソウルフル・ワールドが教えてくれた2つのこと
【その①】バランス良く生きることの大切さ
「ゾーンに入る喜びが、後に強迫観念に変わることがある」
映画の中で、ムーンウィンドがジョー・ガードナーに言ったセリフです。
「ゾーンに入る」とは、何かに没頭したり、時間を忘れるくらい集中したりすることを指し、このゾーンに入っている状態のときは、「心地が良い」と言われています。例えば、大好きなゲームを無我夢中でプレイしたり、ユーチューバーの動画を時間を忘れるくらい再生していたり。本来、ゾーンに入ることは、喜びややりがいを感じている状態のことを言います。
しかし、映画の中では、その喜びが時々強迫観念に変わることがあると言われていました。強迫観念とは、嫌なことや心配なことが頭に何度も浮かんでしまう状態のことを指します。最初は楽しくて始めたことが、次第に義務感やプレッシャーに変わることを表しています。
「 なんとかして続けないといけない」
「続けないと続けないと…」
「やらないと×10」
このように何度も繰り返し続けていくうちに、ストレスの原因になっていくのです。このことから、「バランス良く生きることが大切」だということを学びました。1つのことに執着しすぎず、大切な友達との人間関係や他の趣味をバランスよく取り入れることで、「ゾーンに入る喜び」を再認識できるのではないかと思いました。

【その②】生きてるだけで満点
「人生には煌めくポイントがたくさんある」
ジョーガードナーは、「人生の煌めき」について過去の自分の経験をもとに、生まれる前のソウル「22番」に紹介しようとします。しかし、ジョーの振り返る人生に「煌めき」はほとんどなく、「人生が無意味だった」ことに気づかされるのです。その反面、地上におりたことがなかった22番は、日常的に起こる小さな出来事にも「煌めき」を感じていたのです。
目標やゴールに向かって頑張るのは素晴らしいことです。ただ、それに執着しすぎて、それまでの過程が充実してなければ人生が勿体無いです。
「綺麗な青空を見たとき」「子どもと遊んでいるとき」「美味しいピザを食べたとき」。
当たり前に感じるけど当たり前でない日常を日々過ごせているだけで、十分充実している。日常のありがたさや人生の素晴らしさを教えてくれる心温まる作品でした。

【まとめ】ライティングだけが全てではない
大人になるにつれて忘れていく「人生の素晴らしさ」を、改めて思い出させてくれるような作品でした。ブログやnoteに記事を執筆することは楽しいことですが、ときどき「書くこと」への義務感を感じることがあります。そんなときはこの映画を思い出して、他の楽しいことを充実させたり、家族や友達と遊びに出かけたりして、バランスよく生きていこうと思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
作品情報
製作・配給:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
監督:ピート・ドクター(過去に監督した作品:モンスターズ・インク、インサイド・ヘッド)
製作国:アメリカ
製作年:2020年
上映時間:101分
登場人物:
ジョー・ガードナー(中学校の音楽教師、ジャズ・ピアニストになる夢がある)
22番(ソウルの世界に暮らすソウルの1人、生まれる前のソウルで人間嫌い)
ムーンウインド(ソウルの世界に暮らすソウルの1人、迷子のソウルを手助けしている)
あらすじ:
ジャズ・ピアニストを夢見る中学校教師ジョー・ガードナーは、ニューヨークで一番有名なジャズクラブでの演奏のチャンスを手に入れるが、事故でソウルの世界へ。地球に戻るため「人生の煌めき」を見つける必要があると知り、地上に行きたくないソウルの22番と協力する。現実世界で22番とジョーは互いに体が入れ替わるハプニングを経験しながら、22番は初めて地上で「人生の煌めき」を感じ始める。再びソウルの世界へ戻った後、ジョーは地上で演奏の夢を叶えるも、人生の意味がジャズだけでないと悟る。ジョーは22番との出会いをきっかけに地上で一瞬一瞬を大切に生きていくことを決意したのであった。