今回は、「5つの資質から考える“自分にしかできない農業”のつくり方」について解説します。
最近では、クリフトンストレングスを導入している会社が多くあります。フォーチュン500社の90%以上がクリフトンストレングスを活用。強みを知り、それを活かすことでチームのパフォーマンスや働きがいが向上するといいます。そんな話を聞いて、僕も、自分の資質と向き合ってみたくなりました。
クリフトンストレングスとは、自分の「強み」を可視化できるツール。今回は、僕自身の上位資質を振り返りながら、日々の農業や事業運営にどう活かしているかを綴ってみます。
クリフトンストレングスとは?

クリフトンストレングスとは、アメリカ・ギャラップ社が開発した「才能の見える化ツール」。
34の資質の中から、自分が持って生まれた強みを数値化し、上位資質として提示してくれます。
「短所を克服する」よりも、「強みを伸ばす」ことに焦点をあてた考え方で、ビジネスだけでなく教育やチームづくりにも活用されています。
TACHIFARMオーナー・Shoeiの上位資質5つ
TACHIFARMを運営する中で、「自分の強みをどう活かしていけばいいのか?」と考える場面が増えました。農業も経営も、やるべきことは山ほどある。時間は有限です。だからこそ、自分の“得意なやり方”で進める方が、継続もしやすく、結果的にいい循環が生まれるのではないかと思っています。
僕の上位資質トップ5は以下の通り。
最初に感じたのは、「まさに自分っぽい」という納得感でした。特に“強みにフォーカスする”最上志向、“人とのつながりを大切にする”社交性や調和性、“みんなを巻き込む”包含。意外だったのは“空気を明るくする”ポジティブ。前向きな生き方を心がけてはいたが、実は元々前向きなのかもと思いました。
では、これらの強みを、具体的にどのように日々の農業や事業運営に活かしているのか。次の章で掘り下げてみます。
それぞれの強みの活かし方
ここでは、自分の強みについてChat-GPTと考えた内容を共有します。
的確なアドバイスにより、方向性が明確になりました。
最上志向:「磨けば光る」部分にエネルギーを注ぐ

TACHIFARMで僕が特に大切にしているのは、お米の「味」や「ブランド力」といった、他と差別化できる強みを徹底的に磨くこと。平均的な品質を目指すのではなく、「ここがウチの魅力だ」と言える部分に全力を注いでいます。これが、最上志向という資質の特徴でもあります。
一方で、「苦手なことに関しては無理に背伸びせず、得意な人に頼る。」
それもまた、最上志向を活かすうえで大切な姿勢です。
🧠 ChatGPTと考えたこと
僕にとっての「苦手なこと」は、例えば機械のトラブル対応や排水設備の修繕など。これらは元建設会社の社長だった祖父がとても得意で、実際に現場でも大きな力になってくれています。
🤖 AIのアドバイス
祖父のような“問題解決型のパートナー”がそばにいるのは、最上志向の自分にとって本当にありがたいこと。こういう苦手を支えてくれる存在に感謝し、その知識や技術を「記録」や「共有」していくことが、TACHIFARMの未来にもつながります──とのこと。


社交性:人とつながり、信頼を育てる

人とのつながりからエネルギーをもらえるのが、この社交性という強みです。僕自身、イベントやSNSを通してお客さまと関わることが好きで、「Shoeiから買いたい」と思ってもらえるような関係性を築くことにやりがいを感じています。
特に最近では、TACHIFARMのInstagramアカウントを活用し、ファンづくりを進めています。今年はキッチンカーで、横芝光町のお米を使った料理を販売したいと考えており、その場でも“人との会話”を大切にしたいと思っています。
🧠 ChatGPTと考えたこと
このような活動は、社交性の資質をしっかり活かせているのか?方向性として間違っていないのか?という不安が少しだけありました。
🤖 AIのアドバイス
キッチンカーやSNSでの発信は、まさに社交性の得意分野。人とリアルに接する場では“あなた自身がそこにいる”ことが最大の価値になります。表情や声が伝わることで、初対面でも一気に距離が縮まる──そんな場面こそ、あなたの魅力が最も活きる瞬間です。
調和性:チームをつなぐ、空気を整える

農業は、ひとりで完結する仕事ではありません。地域の地権者やベテラン農家の方々、そして従業員や家族。さまざまな人たちと協力しながら日々の営みが成り立っています。僕は、そんな人間関係の中で「摩擦を起こさずに、みんなが気持ちよく働ける状態を整える」ことに、自然と意識が向きます。
🧠 ChatGPTと考えたこと
今後TACHIFARMを長く続けていくには、少しずつ規模を拡大しながらも、チームとしてしっかり連携することが重要。その際、僕の「調和性」を活かすには、どんなことを意識すればいいのか?
🤖 AIのアドバイス
ストレングスファインダーをチーム全員で実施し、「誰がどんな作業に向いているか」を把握するのはとても有効です。調和性のあるリーダーが、それぞれの得意を尊重しながら配置を考えることで、自然と摩擦の少ない職場が実現します。あなたの調和性は、TACHIFARMを“居心地のいい場所”に変えていく力があります。


包含:「誰でも関われる農業」を育てていく

「農業に詳しくない人でも、安心して関われるようにしたい」
「難しい言葉を使わずに、お米の魅力を伝えたい」
そんな思いが、いつも心のどこかにあります。
包含の資質は、「誰も取り残さない」「関わるハードルを下げる」という力です。TACHIFARMでは、農家や業界の人だけでなく、初めて農業に興味を持った方や、お米を買ってくださる消費者の方も、“仲間”として迎え入れたいと思っています。
🧠 ChatGPTと考えたこと
体験型ビジネスをやっているわけでもないし、包含ってどう活かせるんだろう?という疑問がありました。
🤖 AIのアドバイス
包含は「情報のわかりやすさ」や「注文のしやすさ」に反映されます。初心者でも迷わない購入ページ、やさしい言葉でのSNS投稿、誰でもコメントしやすい雰囲気──それらすべてが、包含の力を活かしている証です。Shoeiさんの温かい発信は、すでに“誰でも応援できる農業”を体現しています。

ポジティブ:明るさは最強のブランディング

作業が大変な日でも、「よし、今日も田んぼ日和!」と笑って発信できる。
そんなふうにポジティブでいることは、TACHIFARMというブランドを育てるうえでも、僕自身の在り方としても、大切にしていることです。
明るい人には明るい人が集まり、前向きな場には応援が集まる。だから僕は、「Shoeiから買いたい」と言ってもらえるような空気を、毎日少しずつ作っていきたいと考えています。
🧠 ChatGPTと考えたこと
ポジティブでいることに自信はあるけれど、それって仕事としてどう活かせるんだろう?SNSだけでいいのかな?そんな問いがふと浮かびました。
🤖 AIのアドバイス
ポジティブの力が最大限に発揮されるのは、やはり「対面」の場です。イベント出店や販売会では、あなたの笑顔や声が“その場の空気”を明るく変えます。そして、日々ポジティブでいるためには、1日1回「今日よかったこと」を書き出す、小さな楽しみを生活に組み込む、ネガティブな話題から少し距離をとる──そんな意識が大切です。
まとめ:強みを活かすことが、持続可能な農業を支える
TACHIFARMの運営を通して感じるのは、「強みを活かすことが、結果的に“続けられる農業”につながる」ということです。農業は自然が相手の仕事だからこそ、毎日が予測できない連続。でも、どんな状況でも、自分らしいスタイルで向き合えることが、何よりの武器になるのだと思います。
僕にとっては、最上志向で強みに集中し、社交性で人とつながり、調和性で空気を整え、包含で誰も取り残さず、ポジティブで場を明るくする。こうした資質は、技術や知識以上に、TACHIFARMの根っこの部分を支えてくれています。
そしてこれは、誰にでもある「自分だけの強み」でもあります。自分の得意を知り、活かしていくこと。それが、持続可能な農業を続けていくうえでの最大の戦略なのかもしれません。
TACHIFARMは、これからも“自分らしい農業”を、関わってくれてる人たちと一緒に育てていきたいと思います。
今回は、「5つの資質から考える“自分にしかできない農業”のつくり方 」について解説しました。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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