農業ってめっちゃ難しい。それでも、TACHIFARMを育てたい。

おはようございます。

本日は、日々の農作業と2025年に立ち上げた農業ブランドについて、独り言っぽく書かせていただきます。

やることが多く、怒涛の1ヶ月でしたので、その様子を自分を鼓舞してる文章とともにご覧ください。

目次

農作業のこと

4月28日。千葉県横芝光町。

気づけば、全体の8割以上の種まきが完了していた。
そして、明日、明後日には田植えを行い、一通りの作付が終わる。
長いようで、あっという間だった。
一日一日を全力で駆け抜けてきたからこそ、今振り返ると一瞬だったように感じる。

3月、播種機による種まき作業からスタート。

さらに今年は、初めて「蒸気出芽機」という新兵器も導入した。
出芽した苗をハウスに並べ、水と温度を徹底的に管理する。
苗が健やかに育つよう、健苗ローラーで苗に圧力をかける作業も重ねた。

苗たちをハウスに移設してから、およそ20日。
ついに田植えがスタートする。

田植え前には「代かき」と呼ばれる作業が必要だ。
田んぼをきれいに均して、水をはる。
雑草が生えるリスクを減らすため、田植え直前に代かきを行うのがポイントだ。

今回は、多くの方の協力のおかげで、代かきと田植えを並行して進めることができた。
もし代かきだけを先に済ませていたら、雑草が生い茂って大変なことになっていただろう。
感謝しかない。

田植え後も気を抜けない。
苗たちは水面から顔を出していないと呼吸ができない。要は、水没してしまうと死滅する。
田んぼがきれいに均されていないと、浅い場所と深い場所に差が生まれ、どちらかがダメになってしまうリスクがある。

浅いところに水位を合わせては、深いところで苗が水没する可能性があり、深いところに水位を合わせては、浅いところの土が乾燥する可能性がある。田んぼの「均平」の重要さを、痛いほど思い知らされた。

3月後半から、約1ヶ月。
本当に休みはなかった。
体力の限界を感じながらも、手を動かし、必死に学んだ。

そして、気づいた。

「今の面積を1人でこなすのは無理だ」と。

祖父母と、手伝ってくれる従業員さんたち。
支えてくれる人たちに、心から感謝する日々だった。

農業ブランドのこと

農作業と同時並行で取り組んでいたものがある。
TACHIFARMというブランドを育てることだ。

まずはロゴ制作。
WebデザイナーさんとMTGを重ね、自分のブランドイメージや好きな色を伝えた。
デザイナーさんが用意してくれた質問シートに答えながら、少しずつ形にしていく。

初めてのロゴ制作は、ワクワクの連続だった。
何度か修正を重ね、ついに完成したTACHIFARMのロゴ。
これが、僕たちの「顔」になる。

さらに、キャラクター作りも進めた。
イメージキャラクターはスズメに決定。

インスタグラムでフォロワーにアンケートを取り、いろんな動物を候補に入れた結果、圧倒的人気でスズメに決まった。
正直、個人的にはカエルがかわいいなと思っていたけど、ここはみんなの意見を信じた。

100人以上がアンケートに協力してくれて、改めて「一人じゃない」ことを実感した。

ネット販売のこと

TACHIFARMとしてのお米販売も、スタートした。
ネット販売サイト「BASE」で、令和6年産コシヒカリを出品。

正直、準備はほとんどなかった。

準備しようと思ったが考えてもわからないことが多かった。
なので、「とりあえずやってみよう」という気持ちで走り出した。

ありがたいことに、友人たちがすぐに購入してくれた。
しかし、ここからが本当の試練だった。

発送直前になって気づく。
お米の保管方法って?
常温発送で大丈夫?
米袋の結び方すらわからない。
情けなさに押しつぶされそうになった。

けれど、思った。
「今が一番若い。今、知れてよかった。」

母親に教わり、YouTubeで調べながら、一つずつ覚えていった。
初めての配送は本当に手間取った。
でも、2回目は1回目よりスムーズだった。

この感覚。
何事も「最初は怖いけど、2回目は簡単」。
これを知れたのは、大きな収穫だった。いきなり完璧にならなくていい。
少しずつ、着実に、前へ進もう。
そう心に誓った。

これからのTACHIFARMについて

ネット販売を「始めること」はできた。
次は「買ってもらえる商品」を作ることだ。

正直、最初は甘かった。
「おしゃれなロゴがあれば、SNSで画像を載せれば売れるだろう」と思っていた。

しかし、現実は甘くない。
買ってくれるのは、ほとんど身内だけ。

なぜだ?
値段?
確かにスーパーより高いけれど、ネット販売なら妥当な価格帯だ。
じゃあ、認知されてない?
確かに、フォロワーは知人ばかりで、新規のフォロワーはほとんどいない。

答えは明確だった。
認知不足。

TACHIFARMの存在自体を、もっと多くの人に知ってもらわなければならない。

SNSマーケターの方に相談した結果、今取り組むべきことが決まった。

それは、「質の高いリール動画」を作ること。
TACHIFARMの思い、お米の魅力を伝えるために、映像を通じてアプローチしていく。

今は「伝え方」を学ぶことに全力を注いでいる。

まとめ 〜まだまだ、道の途中〜

やることは、無限にある。
でも、それが「事業」というものだ。

もちろん、やらない選択肢もある。
でも、僕はやりたい。
多くの人に、TACHIFARMを知ってほしい。

お米が売れないと悩んでいたけれど、まずは認知だ。
フォロワーを増やし、TACHIFARMの存在を知ってもらう。
そこに焦点を絞って、5月中は活動していく。

まずは、5月中に一つ、リール動画を発表する。
そのために、今は全力を尽くす。

拙いかもしれない。失敗するかもしれない。
でも、それでも前に進む。

今日も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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この記事を書いた人

農業|ライター|千葉県山武郡横芝光町でコシヒカリを始めとしたおいしいお米を生産|Word、ドキュメント、WordPressでの記事の執筆|日商簿記3級|FP3級|食品衛生責任者|英検2級

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